Lenovo、サーバ部品で台湾Elitegroupと提携

» 2005年07月19日 14時40分 公開
[IDG Japan]
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 中国Lenovo Groupは、特定のサーバ部品の設計とソーシングで台湾企業と手を組んだ。今年初めにIBMから買収したPC部門から新事業を生み出すLenovoの能力を示す最新の動きとなる。

 台湾のElitegroup Computer Systemsは、Lenovo向けサーバメインボードの出荷量を増やし、またLenovoの設計によるサーバボードの生産を開始して中国以外の市場で販売する。Eliteのマーケティングディレクター、アダム・チョウ氏が7月15日明らかにした。

 Lenovoはまた、自社が設計したサーバボードについてElitegroupからライセンス料を徴収する。

 現在Lenovoがサーバを販売しているのは中国市場のみ。Elitegroupは将来的に、ブラジル、インド、ロシアなど主に発展途上国を中心とした新市場でLenovoデザインのサーバボードを販売していく。

 市場調査会社iSuppliの最近の予測によると、LenovoはIBMのPC部門買収後に得た部品ソーシング力のおかげで、今年はチップ購入高で世界第9位に躍り出る見通しだ。

 5月に12億5000万ドル規模のIBMのPC部門買収手続きを完了したLenovoは、年商130億ドル、従業員数1万9000人、PC出荷量約1400万台の企業へと変貌を遂げた。

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