G-15はゲームユーザーに特化した機能を持つが、標準キー部分は非常にオーソドックスなつくりだ。キーサイズやキーストロークも一般的なキーボードとほとんど変わらない。メンブレンタイプのキースイッチを採用しているため、タッチは若干柔らかく、操作時の打鍵音もそれなりに小さい。なお、キーは英語配列である。このあたりも英語配列を好むこだわりユーザーの心をくすぐるポイントの1つなのだが、日本語配列キーボードを常用している人にとっては若干とまどう部分もあるかもしれない。
本体にはUSBポート(USB 1.1準拠)が2基用意され、USBハブ機能を備えている。マウスやゲームパッド、ボイスチャット用のヘッドセット、USBメモリなどを接続する用途にも便利だ。
ちなみにキーボード裏面には、USB機器のケーブルを右側面や手前に引き出すための溝がある。細かいところなのだが、接続したUSB機器のケーブル処理もしっかりと考えられている点はうれしい。
G-15は最大54種類のキーボードマクロが登録でき、対応ゲームではGamePanel LCDにゲーム中の情報を表示できるなど、ゲームユーザーにとってかなり魅力的な機能を持つ高機能キーボードである。
さらにこれら機能はゲーム中にしか活用できないものではなく、通常のWindows操作時や一般的なアプリケーションでも利用可能で、決まった操作をマクロ登録しておけば、一般アプリケーション利用時の省力化にもつながる。便利に自己流にカスタマイズでき、さらに遊べる可能性も大いに秘めている。
ゲーマーを自負するユーザーはもちろん、普段ゲームを頻繁に利用しないユーザーでもこのマクロキーはすごく便利そうだとぴんと感じたのであれば、導入の価値はきっとあるはずだ。
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