「ライバルは富士通とNEC」――デル新社長が事業戦略を発表

» 2006年06月20日 18時30分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

ワールドワイドで好調を維持

 冒頭、日本に来て60日を経過したというジム・メリット氏がプレゼンテーションを行い、ワールドワイドでは第1四半期(2〜4月)は売り上げ高が前年同期比で6%増の142億ドルを達成したと報告。これは米国外の事業が伸びたこと、エンタープライズ事業が好調だったことが要因という。

ジム・メリット代表取締役社長
第1四半期(2〜4月)だけで約1000万台の製品を出荷。PCの出荷台数は過去5年間で約2.5倍(日本では約3倍)にも増加
世界各国でのデルの市場シェアをまとめたグラフ。カナダを除いた大半の国でシェアを伸ばしているのが分かる

日本市場でも過去最高の出荷台数を記録

 一方、日本市場でも2005年度で過去最高の出荷台数を記録。シェアこそ第3位というポジションに変わりはないものの、前年同期比の成長率では上位2社を大きく上回る20%に達したという。クライアント向けPCではノートPC/デスクトップPCを問わず、大きな成長率を達成した。

 今後の事業戦略としては、1.顧客満足の向上、2.エンタープライズ/サービス事業の拡大、3.ハイエンド/コンシューマー市場の開拓を挙げ、新ブランドのXPSシリーズを投入することで、ハイエンド・コンシューマー市場という新しい需要を開拓していくこと、サーバ市場でも引き続き積極的に投資していくと述べた。

 なお、AMD製CPU(Opteron)の採用はすでにこちらで報道されている通り、ハイエンドのサーバラインで採用するロードマップはすでに発表されているが、具体的な話はないと述べるにとどまった。

 また、日本のコンシューマー市場では富士通とNECを、エンタープライズ市場ではIBMや日本ヒューレット・パッカードを競合と認識していると述べた。今後の抱負としては、デルは最高の顧客サービスを提供する会社であり、社員にとって働きやすい/働きたいと思わせる会社にしていけば、必然的にデルがNo.1の会社になると思うと語った。

日本ではトップ3に入るシェアを維持。順調に出荷台数を伸ばしているのが分かる
ビジネス/コンシューマー製品の出荷台数をまとめたもので、ノートPCの成長率の伸びが著しい
日本でのデルの歩みと市場シェアのグラフ。

今後の取り組みとして、3つのポイントを列挙。第1は顧客満足の向上を図るべく、サポート要員や営業部門の増員を行なう
第2は、エンタープライズ/サービス事業の拡大を図る。本日付けで新CPUのWoodcrestを搭載した第9世代サーバを発表
今年5〜6月に相継いで投入されたXPSシリーズで、ハイエンド・コンシューマーという新たな市場を開拓していく

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