6月末に引き続き、Windows Vista限定版が登場した。7月5日から発売が始まったのは、九十九電機の「Windows Vista Ultimate SP1 Ζ」。グループ全店で1000台限定のパッケージで、FDDとのセット価格は2万7980円となる。
Windows Vista Ultimate SP1 Ζ(ゼータ)は、DSP版のWindows Vista Ultimate SP1に、セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 7.0」やFON専用無線LANルータ「La Fonera」、2GバイトのmicroSDカード、ロゴ入り「My箸」などを付属している。ツクモ各店でこれまでに販売された「Ultimaeツクモ缶」「Ultimateツクモ弁当」「ウィンドウズ ビスタBOX」に続く、オリジナルVistaパック第4弾となる。
発売前日のTSUKUMO eX.に評判を聞くと「今のところ、あまり問い合わせは受けていません。明日(5日)からが勝負ですね。ちなみに、6月28日に発売したウィンドウズ ビスタBOXもまだ在庫がありますから、お好みのパッケージを選んでください」と語っていた。また、ユニットコム「Windows Vista ULTIMATE SP1 UNITCOMプレミアムパック」を6月28日から発売しているツートップ秋葉原本店やフェイス各店でも、あまり景気のいいコメントは聞こえてこなかった。
とはいえ、Windows Vistaがまったく見向きもされないという状況ではないようだ。フェイス パーツ館は「SP1がリリースされてからは、比較的好調に売れています。ただ、ここ最近は10人中7〜8人がWindows XPを購入しますね。XPの販売終了アナウンスに過度に反応したユーザーが多かったのもあるでしょう」
6月30日の時点で原則的にWindows XPのOEM版は売れなくなっている。しかし、PCパーツショップが多く扱っているDSP版の販売は2009年1月まで継続して行われる。ある店員さんは「おそらく2008年末に、最後のXPラッシュが来るでしょう。それが来年の1月までに落ち着いて、ようやくVistaの時代が来ると思います」と話していた。
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