10月18日、CAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店で、AMDのユーザーイベント「AMD 秋の大収穫際〜穫れたて製品から最新デモまで、全部見せます〜」が開かれた。会場内には、イベントのメインに据えられているRadeon HD 4000シリーズやAMD 790GXを搭載した、パートナー企業のパーツやデモ機を並べ、朝から多数のユーザーがつめかけた。
冒頭、“兄貴”こと日本AMDの土居憲太郎氏と“紳士”こと森本竜英氏、司会の佐藤美明氏が、9月30日〜10月4日に行われた「CEATEC JAPAN 2008」の思い出を振り返った。予定していたデモが遅れて当日10時にようやく完成したことなど、初参加のイベントでの苦労を披露。土居氏は「(AMD本社 副社長の)バーグマンが披露するデモが間に合わなかったら、誰かのクビが飛んでいたでしょう」と語り、場を沸かせた。
セッション後には「CEATECはアウェイという感じでいろいろ大変でしたが、アキバはホーム感覚でリラックスできますね。CEATECではインテルの吉田社長が我々のデモで遊んでいる姿も見ましたよ」とのコメントも。
続くセッションのテーマは、RADEON HD 4000シリーズ。各ラインアップを紹介する森本氏は、GeForce 9000シリーズとのベンチマーク比較を示しながら「HD 4000シリーズは全モデルでフルHD解像度と動画再生支援機能“UVD 2”に対応しています。そのうえで、本当にパワーを食わないんです。パフォーマンスにしても、ライバル社さんのカードと比べて、圧倒的な性能差が出ました」とアピール。それに呼応して、佐藤氏が「どちらがいいのか? 答えはもう出ていますね」とあおる。
また、最近登場したHD 4550カードについても「メインストリームの性能をバリューに持ってきたほどの性能です。消費電力も20ワット以下なので、マザーボードのパワーだけで十分にまかなえます」(森本氏)と強調した。
ちなみに、今回紹介したベンチマーク結果は、GeForce 9600 GTと比較したものはなかったが、後半のセッションでは「年内に9600GT対抗のカードが出せたらいいなと思っています」と、今後の新製品に期待を持たせている。
その後、パートナー企業のセッションが行われ、HISの代理店である恵安がオリジナルクーラーの性能の高さを強調し、Sapphire代理店のASKがGPGPUを活用した動画編集ソフト「SuperLoiLoScope」(後述)をバンドルしたRADEON HD 4850カードを紹介するなど、独自の強みをアピールした。
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