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» 2008年12月21日 13時30分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:待望の「KUMA」登場も、「AMDはいつもタイミングが悪いッス」 (1/4)

コードネーム「KUMA」こと、AMDのK10世代デュアルコアCPUが登場した。そこそこ好評に売れているが、ウワサが出てから1年以上経ったためか、ショップの反応は少しだけ冷めている様子。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「KUMA」の登場で店員各氏に“POP欲”が沸き起こる

og_akiba_001.jpg BLESS秋葉原本店に並んだクリスマスグッズ。12月初旬からラインアップを充実させている

 PCパーツショップの目立つ場所にUSB接続のクリスマスグッズが並ぶようになり、電気街は年の終わりを感じさせるようになっている。BLESS秋葉原本店は「クリスマスグッズは今売れないと不良在庫となりますからね。相当気合いを入れないといけません」と鼻息が荒い。

 そんな年の瀬の12月20日、かねてから注目を集めていたCPUが登場した。AMDの「KUMA」こと、「Athlon X2 7750 Black Edition」だ。価格は9000円前後から1万円弱で、在庫は潤沢だ。

 「KUMA」とは、K10世代デュアルコアCPUのコードネームで、Phenomベースのアーキテクチャが採用されているのが特徴。AMDが名称を発表した2007年9月から1年強が経過し、ようやく店頭に並んだ。

 Athlon X2 7750 Black Editionは、動作クロック2.7GHzのデュアルコアCPUで、L2キャッシュ512Kバイト×2個と、L3キャッシュ2Mバイトを内蔵している。TDPは95ワットで、ソケット形状はSocket AM2。また、「Black Edition」のため、動作クロックの倍率固定が解除されている(関連レビュー:“Kuma”は冬眠はしない──K10世代デュアルコアの「Athlon X2 7000シリーズ」で費用対効果を考える)。

 各ショップでの売れ行きはそこそこよいという。ツートップ秋葉原本店は「TDPが高めなのが気になりますが、クロック数が十分に高くなっているので、性能重視でマルチコアはそれほど必要ないというAMDユーザーにまあまあ売れていますね。1万円を切る低価格が決め手でしょう」と語る。

 また、日本語で熊(くま)と読める開発コードネームから、KUMAに普通とは違う感情を持つ店員さんも多い。あるショップは「POPにAA(アスキーアート)のクマーを描くのは当然でしょう。でも、登場が遅すぎたから、覚えている人がどれだけいるか不安です」と語る。

 別のショップも「コードネーム発表後、半年くらいで出してくれたらネタCPUとして盛り上げたのに。今はCore i7がブレイク中で、それどころじゃないっすよ。AMDはいつもタイミングが悪いっすね」と、おいしい素材ながら料理しづらい状況であることに残念そうだった。

 この空気は、クマのマスコットキャラクター「山田くん」を擁するクレバリー1号店も同じだった。「いろいろな方から、何かコラボレーションやキャンペーンをやるんでしょ? って言われますが…普通に販売するだけです。すみません……」と、KUMAネタをスルーする様子。ただし、今後手書きPOPでのからみは実現する可能性がありそうだ。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg AMD「Athlon X2 7750 Black Edition」(写真=左)。日本AMDの“兄貴”こと土居氏は、10月のユーザーイベントでKUMAが年内に登場することを告知していた(写真=中央)。クレバリーのクマこと、山田くん(写真=右)

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