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» 2009年05月21日 20時35分 UPDATE

Windows 7は「地デジ」と「マルチタッチ」を標準サポート──ただ、DTCP-IPは非対応 (1/2)

Windows 7はデジタル放送とタッチ操作を標準でサポートする。対応機器とWindows Media Center+タッチ操作で地上デジタル放送の視聴や録画、HDMI出力、ダビング10などに対応する。

[岩城俊介,ITmedia]

デジタル放送はOSの標準機能としてサポート

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 Windows 7はホームネットワークのほか、Webサービスの「Windows Live」や携帯端末向けOS「Windows Mobile」とも高度に連携することで、複数台のPCや各種デジタル機器が単につながるだけでなく、“その次のステップも想定”した機能を多く盛り込む。

 特に2011年7月の地上デジタル放送への完全移行を予定する日本市場に対して、標準で地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送のデジタル3波を標準でサポートすることで、テレビ需要層の獲得も想定する。デジタル放送は、Windows XP Media Center Editionと対応アナログテレビチューナーカードを組み合わせることで実現したかつての利用シーンと同じように、Windows Media Center対応のデジタル放送チューナー製品と組み合わせることでWindows Media Center上で機能するという。

 Windows 7のデジタル放送対応機能は、Windows Vistaにおける「Windows Media Center TV Pack」のような拡張パックでの提供ではなく、機能そのものがWindows 7 Starter以外のすべてのエディション(64ビット版も含む)に標準で組み込まれる。PC単体での視聴・録画はもちろん、HDMIや光デジタル端子によるデジタル出力やダビング10などもサポートし、かつテレビ放送とWebサービスの連携など、PCならではの活用も提案していく考えだ。


photophoto OSの標準機能としてデジタル放送をサポートする

 ただし残念ながら、DTCP-IPをOSとしてサポートする予定はないという。DTCP-IPはデジタル放送の録画番組など、著作権保護が施されたコンテンツのIPネットワーク配信に用いる技術だが、これに対応しないということは(コンテンツ保護が施された)録画した番組はWindows Media CenterからDLNAクライアント機器(テレビやほかのPCなど)に出力できないことを意味する。

 もっとも、マイクロソフトとしても日本市場のニーズは認識しており、DTCP-IPへの対応はパートナーベンダーとの連携展開で進める考えのようだ。DTCP-IP対応機器はアイ・オー・データ機器バッファローなどのPC周辺機器メーカーから製品がすでに投入され、DLNAソリューション「DiXiM」を展開するデジオンもWindows 7対応のDiXiM SDKの提供(関連リンク参照)を始めている。

 Windows 7は音楽や写真、(著作権保護が施されていない)動画コンテンツを、ホームネットワークはもちろん、サポートするメディアフォーマットの拡大(3GPP、AAC、AVCHD、HDVなど)や容量25Gバイト(2009年5月現在)のオンラインストレージ“SkyDrive”を含むWebサービス「Windows Live」と連携し、Windows Mobile搭載のモバイル機器も含め、外出先や遠隔地のPCでも手軽にコンテンツを共有する「リモートメディアストリーミング」の利用シーンを大きくアピールする。デジタルコンテンツの積極サポートはWindows 7、ひいては(DTCP-IP機能も含めた)Windows 7搭載PCがユーザーに受け入れられるポイントの1つになるといえそうだ。

photophoto DLNAクライアント機器と組み合わせたリモート再生や、Windows Live IDとひも付けて遠隔地でも再生できるリモートメディアストリーミングなどの共有機能も備える
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