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» 2009年11月13日 11時58分 UPDATE

CULVノート列伝:5万円台でCULVノートに参戦――マウスコンピューター「LuvBook L300」を試す (1/2)

居並ぶメジャーPCメーカーに肩を並べてマウスコンピューターもCULVノート市場に参戦した。その第1号機「LuvBook L300」の実力に迫る。

[城戸芳充,ITmedia]

シングルコアCeleronを採用したCULVノートの実力は?

og_mouse_001.jpg LuvBook L300

 マウスコンピューターの「LuvBook L300」(以下、LB-L300)は、13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載し、CPUに超低電圧プロセッサを採用したいわゆる“CULVノート”のカテゴリに位置付けられる製品だ。Microsoft Office Personal 2007の有無で2機種が用意されており、下位モデルは5万9800円とCULVノートの中でも安価な部類に入る。

 従来の高価なモバイルPCよりも安く、かつNetbook以上の性能をめざしたこの市場には、PCメーカー各社がこぞって参入しており、薄型化やデザインへの注力など、差別化を図るための戦いが繰り広げられている。その“激戦区”でLB-L300の立ち位置ははたしてどのあたりにあるのだろうか? まずはスペックをチェックしていこう。

og_mouse_001_2.jpg シングルコアの超低電圧版Celeronを採用

 CPUにはシングルコア仕様の超低電圧CPUであるCeleron 743(1.3GHz)を採用する。メモリは標準で4Gバイトを内蔵、HDD容量は320Gバイトで、光学ドライブを搭載しない1スピンドル設計となっている。OSはWindows 7 Home Premium 32ビット版を導入しており、実際に利用可能なメモリは約3Gバイトだ。

 13.3型ワイド液晶ディスプレイは1366×768ドット表示に対応。グラフィックスコアはチップセット内蔵のIntel GMA 4500Mを利用する。ネットワーク機能には、IEEE802.11b/g/nに準拠した無線LANと有線LAN(10/100BASE-TX)を装備。このほかアナログRGB出力(右側面)、USBポート×3(右側面×1、左側面×2)、4in1タイプのカードリーダーも備える。

og_mouse_002.jpg 光沢感のある天板

 ボディは幾何学模様をデザインしたイラスト天板を配置し、パームレストにも同柄のイラストをあしらっている。外装は樹脂製だが、底面以外はIMD(成形同時加飾転写システム)による光沢塗装で統一されており、昨今のノートPCらしくデザインへの配慮がうかがえる。もっとも、光沢塗装は指紋も目立ちやすいので気になる人は、こまめな手入れを心がけたい。

 本体サイズは337(幅)×218(奥行き)×23.2〜32(奥行き)ミリ、重量は1.88キロと、モバイルノートPCとして用いるにはやや重めの設計だ。バッテリーは標準で8セルタイプのバッテリーを装備し、動作時間は公称値で最大5.3時間をうたっている。8セルバッテリーは本体外側に張り出す設計で、奥側に約16ミリ/底側に約20ミリほど出っ張る。利用時にはチルトスタンドのようにキーボードに傾斜がつくため、タイピングのしやすさの面では有利な半面、カバンなどに入れて持ち運ぶにはこの膨らみが気になるかもしれない。

og_mouse_003.jpgog_mouse_004.jpg 本体前面/背面

og_mouse_005.jpgog_mouse_006.jpg 本体左側面/右側面

視認性十分の13.3型ワイド光沢液晶

og_mouse_007.jpg 1366×768ドット表示対応の13.3型液晶ディスプレイを採用する

 ディスプレイは、アスペクト比16:9となる1366×768ドット表示対応の13.3型ワイド光沢液晶パネルを内蔵する。画面サイズと解像度のバランスがほどよくとれたスペックで、文字やアイコンなどの視認性も高い。コントラストや輝度にも不満はなく、光沢パネルとあいまって写真や動画などの見栄えはよい。

 一方で、テキスト作業やWebブラウジングなどの場合には、光沢液晶の宿命というべき映り込みがやはり気になる。液晶を囲む四方のフレーム部も光沢塗装となっているので、この印象はより顕著だ。画面の輝度はキーボードショートカットで、計8段階に調整できる。画面はかなり明るいため、適度な照明があれば最低輝度でも問題なく利用可能だろう。

 なお、ディスプレイの開く角度は実測で最大約125度だった。LB-L300を机に置いた時は背面側のバッテリーによってキーボード面がやや傾斜するため、低めのテーブルに置くなど、使用者がやや上から画面を見下ろす場合は、少々扱いにくいかもしれない。なお、「BBench 1.01」(海人氏作)を用いて実際にバッテリー駆動時間をテスト(10秒ごとにキーボード入力、60秒ごとに無線 LAN(IEEE802.11g)によるWebサイト巡回)したところ、輝度を最高、電源プランを「High Performance」にした設定でも3時間30分ほど駆動した。実際の利用ではこれ以上にバッテリーが持つと思われ、ちょっとしたモバイル用途であれば十分に対応できるだろう。

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「LuvBook L300」シリーズをマウスコンピューター通販ショップで購入する
長時間稼動が可能な13.3型ワイド光沢液晶CULV(超低電圧版)薄型ノート。


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