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» 2010年08月05日 17時00分 UPDATE

いまや貴重な“タワー”型:レノボが「高性能タワー型」と自慢する「IdeaCentre K320」を試してみた (1/3)

レノボのコンシューマー向けデスクトップPCラインアップは、スリムタワー、液晶一体型が並ぶ。その中で数少ない“タワー”型「K320」の“使い勝手”は?

[長浜和也(撮影:矢野渉),ITmedia]

机の下に置いて使いやすいフロントパネル

kn_k320_01.jpg レノボで唯一のコンシューマー向けタワー型モデルとなる「IdeaCentre K320」

 先日掲載した「Lenovo H320」のレビューでも触れているように、国内大手PCメーカーのラインアップでは、タワー型のデスクトップPCは、非常に少なくなっている(Lenovo H320のレビューはレノボのデスクトップPC「Lenovo H320」で“Core i3”を見直すを参照のこと)。かつて、Lenovo H320のような「スリムタワー」を採用したセパレートタイプのデスクトップPCは、メーカー製PCの主力ラインアップであったが、今では、その座をノートPCに奪われ、デスクトップPCで主力となっているのは液晶一体型PCという状況にある。

 今回取り上げる「IdeaCentre K320」のようなミニタワータイプのデスクトップPCは、デルなどの海外PCメーカーと、PCショップのオリジナルブランドでのみ入手できるというのが、今の日本のPC市場だ。大手PCメーカーの製品として貴重なタワー型PCといえるIdeaCentre K320は、本体が180(幅)×465(奥行き)×408(高さ)ミリ、重さ約14キロ。5インチドライブを収納できるオープンベイが2基、3.5インチドライブを収容するシャドウベイは3基を備えるなど、ドライブ回りの使い勝手はミニタワーPCとして標準的だ。

kn_k320_02.jpgkn_k320_03.jpg フロントパネルの最上部には4基のカードスロットとUSB 2.0などのインタフェースを配置し、その下に2基の5インチオープンベイを設ける。中央にあるのが「パワーコントロールスイッチ」だ(写真=左)。背面側に電源ユニットファンとケースファンを搭載。拡張カードはLowProfileに限定されない。映像出力インタフェースとしてマザーボードとグラフィックスカードの両方にHDMIとアナログRGBを備えるが、利用できるのはグラフィックスカード側のみだ(写真=右)

 2基あるオープンベイの下に3.5インチドライブ向けのオープンベイが用意されている。フロントパネルを外してネジ止めされたカバーを取るとドライブベイが開口するが、ドライブを固定するステーがないので、標準構成のままでは利用できない(上部に専用ステーを取り付けるレールがあるが)。その代わり、5インチオープンベイの上、フロントパネルの最上段に「メモリースティック」(Duo、Pro対応)、「SDメモリーカード(SDHC対応)/マルチメディアカード」、「コンパクトフラッシュカード」、「xDピクチャーカード」のそれぞれ専用カードカードリーダーを4基搭載するほか、2基のUSB 2.0を備える。さらにその上、天面側に向いたパネルに電源ボタンを設けるなど、本体を机の下に設置した状態での使い勝手を考慮したレイアウトになっている。

 電源ボタンの列には、HDDのアクセスインジケータとともに、後で説明するパワーコントロールのモードで点滅するフロントパネル内蔵LEDのオンオフボタン、ファイルバックアップソフトの「BackOn Track」を起動する専用ボタンがある。なお、天面中央に“くぼ地”が設けられているが、これは移動用(屋内に限ると思うが)の取っ手として使うもので、デルなどの製品で見られるような「USBインタフェースを備えた周辺機器置き場」としての機能はない。

kn_k320_08.jpgkn_k320_09.jpg フロントパネルの最上段に設けられた各種インタフェースとさらにその上の天面側にある電源ボタンなど、机の下に置いて利用する使い勝手を考慮している(写真=左)。天面に用意されたくぼみ。ほかのメーカーのデスクトップPCではインタフェースを用意して周辺機器の置き場として使えるが、IdeaCentre K320では取っ手としてのみ機能する(写真=右)
kn_k320_05.jpgkn_k320_04.jpg IdeaCentre K320は両側のサイドパネルに通風用の穴が開けられている。左右のパネルとも取り外せるが、左サイドパネルを固定するネジは工具なしで回せる

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