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» 2011年05月09日 16時30分 UPDATE

25ナノプロセスでいいことあった?:“C300”の後継モデル「Crucial Real SSD C400」でキュンキュン遊ぶ (1/2)

Real SSD C300は、Serial ATA 6Gbpsに初めて登場したSSDとして注目された。その後継となるReal SSD C400が登場。“25ナノ”が導く性能とは!

[長畑利博,ITmedia]

25ナノメートルプロセスルールの採用で大容量化

 CrucialのReal SSD C300(以下C300)はSerial ATA 6Gbpsに対応し、公称の読み込み値が350Mバイト/秒と高速であったことから、データストレージの性能を重視するユーザーから高く評価されたモデルだった。今回紹介するCrucial Real SSD C400はその後継製品で、違いとしてはC300が34ナノメートルプロセスルールのフラッシュメモリを採用していたのに対して、C400は25ナノメートルプロセスルールに微細化された点が挙げられる。

 フラッシュメモリのプロセスルールがシュリンクされたことで、製造コストが抑えられて大容量モデルが登場する傾向にある。C400シリーズのラインアップには、通常の2.5インチHDDと互換性のある2.5インチ9.5ミリ厚モデルと薄型ノートPC向けの7ミリ厚モデル、そして、より小型なデバイス向けの1.8インチサイズモデルまで用意されている。容量は64Gバイト、128Gバイト、256Gバイト、512Gバイトで、従来より容量の大きなモデルが追加された。

 C400自身の性能も向上している。従来のC300(64Gバイトモデル)がシーケンシャルリードが355Mバイト/秒、シーケンシャルライトは75Mバイト/秒であったのに対し、C400の64Gバイトモデルでは、シーケンシャルリードは415Mバイト/秒、シーケンシャルライトは95Mバイト/秒となり、最上位の512Gバイトモデルでは、最大で260Mバイト/秒とリード、ライトともに性能が大幅に向上している。SSDの性能指標である「4KBランダムIO IOPS」の数値では、リードについて低下しているものの、ライト性能ではすべてのモデルで向上している。こうした改善はWebページへのアクセスや、細かなファイルの書き込みの多いアプリケーションで体感できる操作性の向上につながるだろう。

シリーズ名 RealSSD C400 RealSSD C300
容量 512Gバイト 256Gバイト 128Gバイト 64Gバイト 256Gバイト 64Gバイト
フラッシュコンポーネント MLC MLC MLC MLC MLC MLC
本体サイズ 1.8/2.5インチ 2.5インチ 1.8/2.5インチ 1.8/2.5インチ 2.5インチ 2.5インチ
プロセスルール 25ナノメートル 25ナノメートル 25ナノメートル 25ナノメートル 34ナノメートル 34ナノメートル
シーケンシャル(リード) 415Mバイト/秒 415Mバイト/秒 415Mバイト/秒 415Mバイト/秒 355Mバイト/秒 355Mバイト/秒
シーケンシャル(ライト) 260Mバイト/秒 260Mバイト/秒 175Mバイト/秒 95Mバイト/秒 215Mバイト/秒 75Mバイト/秒
4KBランダムIO IOPS(リード) 40000 40000 40000 40000 60000 60000
4KBランダムIO IOPS(ライト) 50000 50000 35000 20000 450000 15000
実売価格 8万7000円 4万8000円 2万8000円 1万4000円 4万8000円 1万2000円

コントローラは「88SS9174-BKK2」

 今回の評価で用いたモデルは、容量256Gバイト、9.5ミリ厚2.5インチの「MTFDDAC256MAM-1K1」だ。内部へのアクセスは4本のネジを外すだけでできる。ボディ自体はC300と基本的に同じだ。中央部にある黒いフレームとネジの交換だけで7ミリ厚モデルに対応できる構造となっている。

 内部のレイアウトはC300とほとんど同じで、コントローラは「88SS9174-BKK2」となっている。C400で施された変更点のポイントである25ナノメートルプロセスルール採用のフラッシュメモリは、Micronの「29F128G08CFAAB-12」で、これが片面8枚ずつ、計16枚が搭載されている。キャッシュ用に同じくMicronのDDR3 2Gビットモデル「ICD22-D9LGQ」を実装している。

kn_c400_01.jpg ケース外観はC300とほとんど同じだが、シールなどはブルーを基調としたものに一新された

kn_c400_03.jpgkn_c400_04.jpg 基板のレイアウトはC300と共通する。フラッシュメモリの配置も片面8枚ずつと同じだ。キャッシュメモリで容量は256Mバイトになる(写真=左)。コントローラは「88SS9174-BKK2」で、C300の「88SS9174-BJP2」と末尾の型番が違う。フラッシュメモリはMicronの「29F128G08CFAAB-12」を採用する。25ナノメートルプロセスルールを導入している(写真=右)

関連キーワード

SSD | MLC | Serial ATA 3.0 | ノートPC


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