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» 2012年01月08日 19時29分 UPDATE

2012 International CES:CES開催“前前前日”に“プリペイドのWiMAX”を買ってしまった (1/2)

2012年も仕事始めはCES! PC USER取材班は何のトラブルにも遭遇することなく、会場のラスベガスに到着した。よーし、ならば“高速”接続環境を調達するか。

[長浜和也,ITmedia]

実質的には“明日”から始まる2012 CES

 これが始まらないと年も明けないという関係者も多い「2012 International CES」が、1月10日(現地時間)から米国のラスベガスで始まる。PC USER取材班が現地に到着した1月7日(現地時間)は、正式開催の“前前前日”だが、例によって、その年のCESで登場する注目展示が集まる「CES Unveiled」が開催前前日の8日夕方(現地時間)に行われ、これが実質的にCESのスタートとなる。

 ここでは、現時点までに予定されている基調講演やカンファレンスを紹介して、2012 CESの注目ポイントを“予習”しておこう。

 CES Unveiledのあと、翌9日には、今回でCESの参加を最後にすると宣言したMicrosoftの基調講演がある。最後のCESで彼らはどのようなメッセージを残すのだろうか。CESから撤退する理由は明かされるのだろうか。また、この日は、Sonyが展示ブースの事前公開を兼ねたカンファレンスを行う。このカンファレンスでは、日本に先駆けて毎回登場する、VAIO“未発表”モデルに注目したい。

 このほかにも、8日から9日にかけて、Acer、Toshiba、LG Electronics、Intel、Sharp、Pioneer Electronics、FujiFilm、Samsung、Panasonic、NVIDIA、Lenovoなどがカンファレンスを行う予定だ。

 液晶ディスプレイを手がける各ベンダーは80型超クラスの大画面搭載新モデル、IntelはUltrabookに関するアナウンス、Lenovoでは、1月6日に発表したThinkPad X1 Hybridや“Ultrabook”のThinkPad T430uの実機公開、そして、NVIDIAでは、“Tegra 3”の実働デモなどを行うという“うわさ”だ。

 2012 CESが正式に始まる10日には、Intel CEOのポール・オッテリーニ氏による基調講演がある。そして、展示ブースが公開して、各ベンダーがそれぞれのカンファレンスで訴求した新技術を導入した展示品が登場する。これら、CESで登場する製品が、2012年に進化するデジタルガジェットの未来を示唆してくれるはずだ。

 ITmediaでは、PC USERMobileLifeStyle、そして、デジカメプラスの合同取材班によるリポートを、特集ページをはじめとする各チャンネルで連日掲載するので、ぜひ参考にしていただきたい。

kn_cesznznzn_05.jpg 2012 CES取材班は、トラブルに遭遇することなく予定通りに移動を終え、会場となる米国ラスベガスのLas Vegas Convention Center(LVCC)に到着した。しかし、すでに日は沈み、翌8日のCES Unveiledは別会場のThe Venetianで行われることもあって、まだ静かだ

CESの取材で重要なのは体力とネットワーク確保

 CESに参加するIT関連企業とそのスタッフ、そしてリサーチのために訪れる来場者などなど、毎回、この時期になると世界中から数多くの関係者が米国ラスベガスに集結して、その多くが複数のデバイスでネットワークを利用する。となると、当然、ホテルや会場のネットワークが激しく重くなって、実用的な速度を出せなくなってしまう。

 そのため、“有料でも激重”のホテル提供LANを見限って、自分で3Gなどのデータ通信ネットワーク手段を調達するようになる。この場合、海外からやってきた関係者に利用しやすかったのが、データ通信用のプリベイドSIMカードを購入して、自分の無線LANルーターやスマートフォンに組み込んで使う方法だ。ホテルのネットワーク利用料金はもとより、日本のキャリアが提供するデータ通信用の定額ローミングプランより低額なこともあって利用するユーザーが増えていたが、この2〜3年は、iPhoneユーザーの急激な増加に伴って、特にAT&Tの3Gが激しく重くなっていた。

 このような状況でも、WiMAXは依然として高速なデータ通信が可能だ。ラスベガスの中心部もほぼ全域が圏内で、ホテルの客室でも使えるところが増えている。その実用度は、CES(やその前身のCOMDEX)取材の経験豊富なテクニカルライター氏も、唯一仕事に耐えうるネットワークと語るほどだ。

 ただ、米国でWiMAXを利用するにはいくつかの条件がある。最も手軽なのは、インテルのWiMAX対応データ通信モジュールを内蔵したノートPCを所有したうえで、日本でWiMAX契約する方法だが、この契約は、海外で利用する2週間前にしておく必要がある。この条件を満たせば、米国でWiMAXサービスを提供しているClearwireの利用圏内においてノートPCからそのままWiMAXでアクセスできるが、WiMAX内蔵ノートPCを所有していなかったりWiMAXのアクセスはモバイルルーター経由だったりするユーザーは、このサービスを利用できない。

 米国のWiMAX運営業者が提供する月定額プランを米国以外に住むユーザーが契約しようとしても、米国で作ったクレジットカードが必須であったりするため、こちらも困難だった。

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