2万円を切る8コアな“Piledriver”の破壊力を「FX-8350 」で知る!イマドキのイタモノ(1/2 ページ)

» 2012年10月23日 21時40分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

改良版Bulldozer「Piledriver」を搭載した8コアモデル

 FX-8350で採用する「Piledriver」コアは、すでに登場しているFusion APUのAシリーズ「Trinity」でも採用している。Piledriverコアは、先代のFXシリーズで導入したBulldozerコアを改良したものになる。ただし、Trinityが4コアまでなのに対し、FXシリーズでは8コアまで用意する。最上位モデルのFX-8350、および、その下のモデルとなる「FX-8320」が8コアで、続く「FX-6300」が6コア、最も下のモデルになる「FX-4300」とは4コアとバリエーションは豊富だ。

型番 FX-8350 FX-8320 FX-6300 FX-4300 FX-8150
開発コード名 Vishera Vishera Vishera Vishera Zambezi
コア数 8 8 6 4 8
スレッド数 8 8 6 4 8
動作周波数 GHz 4 3.5 3.5 3.8 3.6
MAX Turboクロック GHz 4.2 4 4.1 4 4.2
BCLK MHz 200 200 200 200 200
L2キャッシュ KB 2048×4 2048×4 2048×4 2048×4 2048×4
L3キャッシュ MB 8 8 8 4 8
プロセスルール ナノメートル 32 32 32 32 32
TDP 摂氏 125 125 95 95 125
DDR3メモリ MHz 1866 1866 1866 1866 1866
チャネル数 2 2 2 2 2
ソケット AM3+ AM3+ AM3+ AM3+ AM3+
AMD-V v v v v v
North Bridgeクロック GHz 2.2 2.2 2 2 2.2

 動作クロックは、FX-8350で4GHzに設定する。これは定格のベースクロックで、Turbo CORE Technology有効時には最大4.2GHzまで上がる。ベースクロックで4GHzというのは、FX-4170(ただし、4コア)の4.2GHzに次ぐ。同じPiledriverコアで比較しても、A10-5800Kの3.8GHzから1つ上になる。Turbo CORE Technology有効時のMAX Turboクロックで比較しても、4.2GHzは、FX-4170の4.3GHzに100MHz届かないだけだ。FX-8350は8コアでベースクロック4GHzを実現しているのが大きな特徴といえる。また、FXシリーズの重要な仕様の1つといえるCPU倍率の変更対応もサポートする。

 2次キャッシュメモリや3次キャッシュメモリの構造は、BulldozerコアのFXシリーズと同じだ。モジュールあたり2048Kバイトの2次キャッシュメモリと、全コア共有で8Mバイトの3次キャッシュメモリを搭載する。内部の改良でIPCが改善されているが、表面上見える部分ではBulldozerと同じレイアウトとなっている。

 TDPは、8コアの2モデルが125ワット、6コアのFX-6300と4コアのFX-4300は95ワットだ。TDPレンジとしては、従来のFXシリーズと変わらない。

MAX Turbo時の状況をCPU-Zで確認する。開発コード名に“Zambezi”と出ているのはCPU-Z側の問題と思われる。4GHzを超える動作クロックと、2Mバイト×4モジュールでトータル8Mバイトの2次キャッシュメモリ、CPU全体で8Mバイトの2次キャッシュメモリを搭載する

左がFX-8350で右がFX-8150だ。ヒートスプレッダの刻印でしか判別できない(写真=左)。裏側もAM3+対応でピン配列はまったく同じだ(写真=右)

 CPUソケットがAM3+と従来のFXシリーズと同じなので、基本的にはこれまでのAM3+対応マザーボードで利用できる。ただし、マザーボードがTDP 125ワットに対応していること、そして、“Vishera”をサポートするBIOSへのアップデートなどは必要だ。

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