右手の冷えを救う名(迷?)アイテム――「USBあったか布団マウスパッド」であったかPCライフを満喫するなんだか“ぬくぬく”なヤツを試してみよう

» 2013年01月18日 11時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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寒い夜こそ、右手の“恋人”を

photo USBあったか布団マウスパッド

 ボクは寒さがキライ。寒くて布団から出たくない。日課である深夜のニコ動漁りも、毛布にくるまりながら行っているが、マウスを持つ手が冷えるので、どうもやる気が出ない。

 それならば、いっそ右手も布団に入れてしまえばいい。ボクはサンコーの「USBあったか布団マウスパッド」を導入した。

 この製品は、布団型デザインのマウスパッドだ。マウスパッドを“敷き布団”とし、USBヒーターを内蔵する“掛け布団”を上から被せて、手の甲を温める。リストレストとして使える“枕”が付属する細かなこだわりが心憎い。手を動かすうちに布団が外れないよう、掛け布団は四隅を面ファスナー(ベルクロ)で固定できる。敷き布団の大きさは280(幅)×365(奥行き)ミリで、意外と場所を取る。

photophoto マウスパッドの“敷き布団”と、リストレストとなる“枕”(写真=左)、そしてUSBヒーター(写真=右)を内蔵する“掛け布団”という3つのパーツがある。USBヒーターのサイズは88(幅)×115(奥行き)ミリ。個人差はあるが、手の甲を覆うには十分な大きさといえる
photo USBヒーターは約50度まで温まる。長時間使用し続けると、低温やけどの恐れもあるので、ヒータの位置をずらしたりしたほうがいい

 では、早速温まろう。USBヒーターは温まるのが早い。室温26度の状況下でUSBに接続したところ、1分でUSBヒーターの表面温度は約50度まで上昇した。

 布団に手を入れると、なるほど、布団越しにUSBヒーターの熱が伝わってきて温かい。USBヒーターを手の甲の真上に配置するのがコツだ。ヒーターの大きさは88(幅)×115(奥行き)ミリ。マウスパッドのサイズに比べれば小さいが、手の甲を覆うには十分な大きさだ(もちろん個人差はあるが)。

 布団の表面温度も計測してみた。もちろん布団が間にある分、USBヒーターよりも温度の上昇は鈍いが、それでも1分後には約44度になる。これなら手の冷えに悩むこともなくなりそうだ。ただし、最終的には50度近くまで温度が上昇するので、USBヒーターを手の甲に長時間当てると低温やけどをする可能性もある。定期的にUSBケーブルを抜くか、ヒーターの位置をずらしたほうがいいだろう。温度調節機能などがあれば、なおよかった。

photo USBヒーターと布団の表面温度を10秒ごとに測定し、温度上昇の推移を比較してみた。USBヒーターは40度近くまで一気に上がり、その後はなだらかに上がっているのに対し、布団の温度は一定のペース(10秒あたり3度ほど)で温度が上昇する
photo 本体サイズは280(幅)×365(奥行き)ミリで、意外と机の上で場所を取るところは注意したい

 マウスパッド上でのマウスのすべりは悪くないが、四隅を面ファスナーで固定しているので、激しい動きができない、キーボードを使うには布団から手を引き抜く必要がある……といったデメリットはある。しかし、長年の悩みだった手の冷えから解放されると思えば目をつぶれるし、部屋でのんびりWebページを見る程度なら、このような不満は感じない。

 この製品は、見た目のインパクトがあるので、プレゼント用に購入するのもいいかもしれない。価格は1999円(税込み)。価格も手ごろだし、これで手の冷えから解放され、夜更かしがはかどると思えば安いものだ。あとは着る毛布を手に入れれば完ぺきである。

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