エムエスアイコンピュータージャパンはPCゲーム向けマザーボード「MSI GAMING」シリーズとして「Z77A-GD65 GAMING」、「Z77A-G43 GAMING」、「B75A-G43 GAMING」の3モデルを4月26日に発売する。予想実売価格は順に1万9980円、1万4980円、9980円。ネットワーク遅延を最小限に抑えるKillerのギガビットイーサネットコントローラや、銃声・足音といった環境音をクリアに再生する音質補正技術「Sound Blaster Cinema」を搭載しつつ、高額なモデルが多い従来のゲーミングマザーとは異なり、2万円を切る価格帯に投入することでPCゲーマー層の掘り起こしを狙う新シリーズだ。
日本ではそれほどなじみがないが、ワールドワイドでPCゲーム市場は拡大傾向にあり、eスポーツと呼ばれるゲーム競技では、100万ドル規模の賞金を争うプロゲーマーも存在する。MSIは2013年、この市場に向けたゲーミングマザーを展開していく予定で、CeBIT 2013のリポートでもお伝えしたように、まずはIntel 7シリーズチップセットを搭載するモデルで「MSI GAMING」シリーズを投入する。
上位モデルのZ77A-GD65 GAMINGは、最大DDR3-3000相当まで設定(オーバークロック)できるメモリスロットを4基備え(最大32Gバイト)、拡張スロットとしてPCI Express 3.0 x16スロットを3基と、PCI Express x1スロットを4基、Serial ATAコネクタを8基(うち4基がSATA 6Gbps)搭載。バックパネルはUSB 3.0が2基とUSB 2.0が4基、音声入出力(7.1チャンネル)、そしてゲーミングデバイス向けに従来比3倍のメッキ厚(耐久性は公称10倍)をうたうPS/2ポートが並ぶ。映像出力インタフェースは、HDMIとDVI、アナログRGBという構成だ。
このほか、一押しでオーバークロックできる「OC Genie II」ボタンやマザーボード各部の駆動電圧をリアルタイムでモニターできるV-Check端子も装備する。
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