レビュー
» 2013年04月25日 16時43分 UPDATE

パソコンで動画を見るすべての人へ:高速、快適!! 「PowerDVD 13」でサクサクな再生環境を手に入れた (1/2)

PCに光学ドライブがついてないからDVD/BD再生ソフトには興味がない? それ、間違ってます。

[都築航一,ITmedia]

動画再生ソフトを使い回すのはとっても面倒だ

og_powerdvd13_001.jpg 60を超える新機能を搭載した「PowerDVD 13」。写真は全部入りのUltra版パッケージ

 PCで動画を見る機会が、仕事でもプライベートでも非常に多い筆者にとって「再生ソフトに何を使うか」は以前から悩みの種だった。この手のソフトウェアは、数こそ非常に多いのだが、いずれも一長一短で、決定打というほどの存在はないから、結果的に数本を使い分けている。

 ただ、そうなるとソフトウェアごとに最適な設定をいちいち施さなければならず、実に面倒くさい。筆者は少なくともプライベートな場面では、ただコンテンツを楽しみたいだけで、再生ソフトの知識やストレスなく楽しむための小技を身に着けたいわけではないのである。

 仕事上で必要な知識と経験を蓄積できるというメリットがなければ、これはがまんできないストレスだっただろうな……と思っていたところへ、今回サイバーリンクから登場した「PowerDVD 13」を試用する機会を得た。筆者なりのポイントに絞って特徴を見ていこう。

新しいPowerDVDは起動・再生がサクサク

 市販のDVD/BD再生ソフトについて「もともとPCや光学ドライブに付属していたものからバージョンアップの必要を感じない」あるいは最近なら「そもそも自分のPCには光学ドライブがないから、DVD/BD再生ソフトには興味がない」という人は少なくないだろう。そこで最初に申し上げておきたいのが、今回のPowerDVD 13は「PCで動画を見る機会のある人」なら誰でも一見の価値あり、ということだ。

 今回試用したのは“全部入り”というべき「PowerDVD 13 Ultra」で、ダウンロード版には1万1800円という値段がついている。スマートフォンやタブレットデバイスで、せいぜい数百円のソフトやコンテンツを買うのが日常的になっている感覚では、娯楽用のユーティリティソフト1本に1万円を超える金額を出すというのは、心理的ハードルが高いのではないかと思う。しかし、絶対的な金額よりも、自分にとって魅力的な価値を見いだせるかという点で判断したほうが結果として幸せになれるハズだ。

 もしもUltra版にしかない機能には魅力を感じないということであれば、基本的な部分が共通のベーシック版たる「PowerDVD 13 Deluxe」(6980円)や中位の「PowerDVD 13 Pro」(9500円)を検討するのもいい。製品ごとの機能差については、サイバーリンクのページで詳細を確認できる。なお、価格は現在GWセール中ということでそれぞれ10%オフになっている。

og_powerdvd13_002.jpg PowerDVD 13 Ultraの基本的な再生画面。3Dコンテンツの再生や2Dコンテンツの擬似3D化にも対応しており、写真は赤青メガネを使用しての擬似3D再生をしているところ。

 今回のバージョンアップでは60以上の新機能が搭載されているが、筆者としては特に2つに注目した。まず驚いたのが、起動およびメディア読み出しの速さだ。Nehalem世代のCore i7を搭載した17型フルHDノートPCで試用したところ、アプリケーション本体の起動は一瞬といっていいほど速く、筆者にとっては、この点だけで市販DVD/BD再生ソフトに対する印象を覆されるほどのインパクトがあった。

 Blu-ray Discメディアの読み出しも、前バージョンとの比較で58%短縮されたというが、実際、機械的な一連の動作が完了すれば、一瞬で再生を開始できたという印象だ。また、ただ速いだけでなく、安定して動作するのもポイントが高い。

 他社の一世代前の再生ソフトでDVDやBly-ray Discの映画を見てきた筆者は、2時間なり3時間なりの映画を楽しむ前の“儀式”のようなものとして、長い読み出し時間や、まれに起動に失敗する動作っぷりも大目にみてきたつもりだったが、この速度と安定性を体感してしまうと、実際には鑑賞開始前に相当なストレスを感じていたのだということがよく分かる。

og_powerdvd13_003.jpg 再生時以外はファイルエクスプローラー風のユーザーインタフェースが基本。再生可能メディアの一覧は写真のようなリスト表示に加えて、サムネイルで表示するグリッドビューにも対応する。動作が軽快なうえ、直観的な操作感で分かりやすい

 ディスクメディアだけでなく、PCのローカルストレージ内に保存されたファイルメディアの再生時もキビキビと動作し、これならファイル再生・ディスク再生の違いでソフトを使い分ける必要はないと感じる。ファイル再生時に利用する内蔵のメディアエクスプローラーは独自のユーザーインタフェースを持ち、Windowsのエクスプローラーとは異なるものの、市販ソフトにありがちな押し付けがましさがなく、直観的で使いやすい。

 なお、Ultra版はDLNAクライアント・サーバーの両機能も実装しており、DTCP-IPにも対応しているので、例えば、リビングのnasne内に貯めたテレビ番組も再生できる。ご存じのように、PCの汎用ソフトウェアとして販売されているDTCP-IP対応のDLNAクライアントはもともと選択肢が少ないのだが、本製品のDLNAクライアント機能は、筆者が試した限りでは特に何も設定せずとも安定して動作し、速度もまずまず軽快だった。

og_powerdvd13_004.jpgog_powerdvd13_005.jpg DTCP-IP対応のDLNAクライアント機能を利用しているところ。一覧表示は十分に高速で、再生開始も同等製品と比較すれば軽快といっていいレベル。DLNA機能をオンにするくらいでほとんど設定なしに利用できたのが好印象だった。

 これまで何本か買って使ってきた筆者の経験に照らすとこれはきわめて優秀で、この1点だけでも強い“引き”を感じる。もちろん、ローカルメディア再生ソフトと一本化できるのも非常にありがたい。

関連キーワード

動画 | PowerDVD | 超解像技術 | CyberLink | DLNA | 3D | Blu-ray | DTCP-IP


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