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» 2013年05月08日 11時00分 UPDATE

キミは知っていたか? NECのPCも快速カスタマイズできるのだ:想像以上の実力!──快速・最強構成「LaVie G タイプL フルHDモデル」のギャップに驚く (1/3)

NECのAV高性能ノートPC“LaVie L”は、Web直販モデルで「フルHD液晶」「クアッドコアCPU」「16Gバイトメモリ」といった魅力たっぷりの高性能仕様でオーダーできるのはご存じだろうか。今回はこのほぼ最強構成マシンで、据え置き型ノートPCの底力と魅力はどんなものか改めてチェックしよう。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

フルHD液晶+16Gバイトメモリの構成も選べる、プレミアムな大画面ノートPC

photo ほぼ最強構成の「LaVie G タイプL」。“フルHDディスプレイ”は現在Webモデルのみ選択可能。2013年5月27日15時まで、Windows 8 Proプリインストールが3150円オフとなるキャンペーンも行われている

 「LaVie L」は、15.6型ワイドの液晶ディスプレイを採用する高性能+大画面なNECのフラグシップノートPCシリーズだ。

 2013年春モデルでは1モデル(LL750/LS)のみラインナップする、標準の“店頭モデル”は普通……いや、売れ筋構成のスタンダードな仕様なのだが、NECの直販サイト「NEC Direct」でオーダーできるWebオリジナルモデル「LaVie G タイプL フルHDモデル」は、フルHD液晶、クアッドコアCPU、16Gバイトの大容量メモリ搭載といった、ツウ好みのハイスペックな構成が選べる。最近は軽量なUltrabookや携帯性に優れるタブレット、あるいはどちらのスタイルも選べるハイブリッドスタイルのモデルが話題だが、じっくり作成するクリエイティブ業務にはもっと高性能マシンという人は多いだろう。今回はほぼ最強構成のLaVie G タイプL(フルHDモデル)を用い、改めて据え置き高性能ノートPCの性能と使い勝手を検証していこう。

 まずは外観から。15.6型だけにボディは少々大柄だが、ゴールドに輝く上品な天面パネルが実に印象的だ(評価機はクリスタルゴールド。このほか、クリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイトよりカラーバリエーションを選択できる)。ゴールドとブラックのツートーン、そしてワンポイント的に側面に入ったシルバーがより高級感を高めている。細かいドットパターンを入れたゴールドの天面、そして透明の光沢コートが施されたパームレストは、深みのある透明感があって光を美しく反射する。クリスタルゴールドというカラー名はまさにピッタリである。光沢はあるものの表面はツルツルで、ベトつかない触感も絶妙。意外と指紋や皮脂の汚れもつきにくく、目立ちにくい。


photophoto 評価機のクリスタルゴールドは、天面の光沢ゴールドとブラックのツートーンがとても上品だ。近くで見ると細かいドットパターンが施してある
photo バッテリーは46ワットアワーで着脱可能。ACアダプタはそれなりに大きめで重量は約417グラムだ

 ボディサイズは、382(幅)×270(奥行き)×33.2(厚さ)ミリで、重量は約3.1キロだ。もちろんモバイル用途には向かないサイズ感だが、自室/書斎/オフィスで据え置くのが基本的な使い方になるだろう。それでもバッテリー動作時間は約4.7時間(CPUの選択によって変化)と、思ったより短くはなく、たまにリビングルームやダイニングルームへ持っていき、家族で旅行の写真や動画を楽しむ──といった用途にも十分利用できそうだし、万一停電などがあった際にもしばらく使い続けることができる点は心強い。バッテリー容量は46ワットアワー(14.4ボルト/3200mAh)で、着脱が可能になっている。

 付属のACアダプタは約58(幅)×133(奥行き)×32(高さ)ミリで、重量は約417グラム(いずれも実測値)だ。昨今のモバイルPCのそれと比べるとかなり大きいが、数年前の大画面ノートPCの水準からすれると、だいぶスマートになっている。出力仕様は約90ワット(19ボルト/4.74アンペア)である。

最高3.7GHzで動作する「パワフルなクアッドコアCPU」を選択可能

 主要パーツはBTOでカスタマイズオーダーできる。ここが店頭モデルにはない、NEC Direct/Webオリジナルモデルの大きな特長だ。基本システムはIvy Bridge/Chief Riverプラットフォームを採用している。昨今のUltrabookやモバイルPCのほとんどは薄型軽量ボディでも放熱しやすい超低電圧版のCPU(TDP 17ワット)を搭載するが、LaVie GタイプLは、より高性能な優れる通常電圧版CPU(TDP 35〜45ワット)を搭載している。こちらは「モバイル性能はさほど必要ない。それより絶対的なパフォーマンスを」と思うハイクラスな層に向く仕様だろう。

 CPUは、店頭モデルが搭載するクアッドコアのCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)のほか、より高性能なCore i7-3740QM(2.7GHz/最大3.7GHz)を、あるいは若干低価格なデュアルコアのCore i5-3230M(2.6GHz/最大3.2GHz)を選択できる。

photophoto CPUは3種類から選択可能。評価機は中でも高性能なCore i7-3740QMを搭載する。4つのコアを内蔵するクアッドコアCPUで、Hyper-Threadingにより8スレッドの同時実行が可能。動作クロックはIntel Turbo Boost Technologyにより、最大3.7GHz(4コア動作時は3.5GHz)で動作する。ちなみにこの画面ではCore i7-3820QMと表示されているが、表示ミス(あるいはまだCore i7-3740QMの情報がデータベースにないため)と思われる

 今回の評価機は、本機で選べる最上位CPUとなるCore i7-3740QMをチョイスしている。こちらは4つのコアを内蔵するクアッドコアCPUで、Intel Hyper-Threading Technologyにより計8スレッドの同時実行が可能。動作クロックはIntel Turbo Boost Technologyにより、最大3.7GHz(4コア動作時は3.5GHz)で動作する。ノートPC向けながら、ハイクラスなデスクトップPC向けの主力CPUに匹敵するスペックであり、動画や写真の編集、CG制作、DTMなどの用途もサクサクと迅速にこなせるパフォーマンスを持っている。TDPは45ワットだ。

photo メモリはPC3-12800 SO-DIMMを採用しており、最大で16Gバイトを搭載できる。どの構成を選んでもデュアルチャンネルアクセスに対応し、メモリ帯域は25.6Gバイト/秒と高速だ

 グラフィックス機能は、CPU統合のIntel HD Graphics 4000を利用。チップセットにはIntel HM77 Expressを採用している。メモリはPC3-12800 SO-DIMMで、全2本のメモリソケットは底面のカバーからアクセスできる(評価機は8Gバイト×2の計16Gバイトを実装)。メモリ容量はBTOで選択可能で、4Gバイト、8Gバイト、そして16Gバイトの大容量な構成も選択できるのが非常にうれしい。いずれの容量でもデュアルチャネルアクセスに対応しており、メモリコントローラのフル性能を発揮できる。

 データストレージは2.5インチのSerial ATA対応HDDを採用する。容量は1Tバイト、あるいは750Gバイト、さらにIntel Smart Response Technologyを利用したハイブリッドストレージ構成(1Tバイト+SSD/750Gバイト+SSD)も選べる(ハイブリッドストレージはワイヤレスTVデジタル非選択時に選択可能)。


photo 評価機では、Intel Smart Response Technologyを利用したハイブリッドストレージの構成を選択した。利用頻度の高いデータやプログラムをキャッシュ用SSD(32Gバイト)に格納しておき、SSDから読み出すことでレスポンスを高速化する

 Intel Smart Response Technologyは、約32GバイトのSSDをHDDのキャッシュとして利用することで、SSDに近いレスポンスが得られるようになる高速データ転送技術だ。HDDの大容量さと高レスポンスなSSDのよいところを比較的低コストで両立できる点が大きなメリットだ。

 通信機能は、1000BASE-T対応有線LANのほか、IEEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANを標準装備しており、BTOではさらにBluetooth 4.0+HSも追加できる。本体装備のインタフェース類は、4基のUSB 3.0と1基のUSB 2.0のほか、マルチメモリカードスロット(SDXC/SDHC/メモリースティックPRO-HGデュオなどに対応)も備える。さらに、HDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub15ピン)、ヘッドフォン出力、マイク入力と、さすがにフルサイズの高性能据え置き型ノートPCだけに充実した内容となっている。液晶ベゼル上部に有効92万画素のWebカメラとステレオマイクも内蔵している。

 最後にOSも、64ビット版Windows 8のほか、店頭モデルには用意されない64ビット版Windows 8 Proプリインストールを選択することが可能である。

photophoto 本体前面(写真=左)、本体後面(写真=右)
photophoto 本体左側面(写真=右)、本体右側面(写真=右)
photo ディスプレイは180度まで倒せる

NEC Direct(NECダイレクト)
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