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» 2013年08月12日 07時45分 UPDATE

恐ろしい子……:小学生が水冷マシンを自作だと!? マウスコンピューターが「親子パソコン組み立て教室」を開催

マウスコンピューターが夏休み恒例の「親子パソコン組み立て教室」を開催。全国から集まった小学生が「自分だけのPC」を組み立てる。

[ITmedia]

夏休み恒例のPC自作教室が開講

og_jisaku_001.jpg 長野県飯山市にあるマウスコンピューターの工場内で恒例のPC組み立て教室が開催

 8月10日、マウスコンピューター主催の「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市の同社工場内で行われた。小学6年生を全国から募集し、それぞれが選んだ“自分だけのPC”を組み立てる夏休み恒例のイベントで、自分の手でPCを組み立てるモノ作りの楽しさや、仕様をカスタマイズできるBTOメーカーとしてのマウスコンピューターの特徴を分かりやすく伝える取り組みだ。

 2013年の今年で4回目を数える同イベントでは、20組の募集に対して数倍の応募があり、計22組の親子が参加。夏休みを利用して、関西など遠方から来た人もいた。

 通常この手のPC自作教室は、参加者全員が同じベアボーンを使って組み立てていくことが多いが、マウスコンピューターでは2012年から、ノート/デスクトップの制限なくPCの構成を自分で選ぶことができ、さらに事前に用意した構成表をもとに、工場内からパーツをピックアップするところまでが作業行程に組み込まれている。

 必要なパーツを集め、部材管理のデータベースを更新し、マニュアルも実際に工場内で使われているものを使うなど、非常に本格的な内容だ。その分、主催者と参加者ともにハードルはあがるが、BTOに強みを持つマウスコンピューターらしいPC組み立て教室とも言える。

og_jisaku_002.jpgog_jisaku_003.jpgog_jisaku_004.jpg 第1回の教室から“校長先生”を務める橋立氏が全体の作業を統括し、親子1組に1人の女性スタッフがついて組み立てをサポート。参加者全員が自分の好きなPCを組み立てるという、主催者側にとってもなかなかハードルの高い内容だ(写真=左)。部品のピッキングまで作業工程に組み込んでいる。なお、構成表のバーコードを読み取ると、必要な部品の入ったパレットのランプが点灯する新しいシステムを2013年から導入しており、作業時間を大幅に短縮したという(写真=中央/右)

og_jisaku_005.jpgog_jisaku_006.jpgog_jisaku_007.jpg 静電気防止のリストバンドと軍手をはめて作業スタート(写真=左)。組み立てマニュアルも“本物”を使う(写真=中央)。まずは部品を作業台に載せて、構成表のリストをチェック(写真=右)

og_jisaku_008.jpgog_jisaku_009.jpgog_jisaku_010.jpg ドライバーを使ったことがない子も多く、パーツは初めて見るものばかり。作業する子どもたちの表情は真剣だ

og_jisaku_011.jpgog_jisaku_012.jpgog_jisaku_013.jpg 先生「CPUにグリスを塗ります」。生徒「ここ?」。先生「米粒くらいが適量です」。生徒「えいっ」。……うん、ちょっと出し過ぎちゃったかな

 今回の組み立て教室で一際目を引いたのは、ノートPCに比べて作業工程の多いデスクトップPCを選んだひとりの男の子。パレットをのぞいてみると、大型のグラフィックスカードにSSDとかなり本格的な構成のうえ、ラジエーターが見える。小学生が水冷マシン……恐ろしい子……。

 構成表をチェックすると、“Haswell”最上位のCore i7-4770KとZ87を組み合わせたシステムにメモリを16Gバイト積み、ストレージは120GバイトSSD+2TバイトHDDで性能と容量を両立、グラフィックスにはGeForce GTX 760を搭載している。そして水冷。これはプロの犯行か。

 保護者(母親)に話を聞いたところ、「(スペックは)お父さんと子どもが決めたのでよく分かりませんけど、モノを作ることに興味を持ってくれればいいなと思って参加しました。パソコンもこれから勉強で使うと言ってますし、こういった取り組みはすごくいいと思います」と非常に肯定的な様子。しかし“勉強”に使うにはどう考えてもオーバースペックである。お母さん……。

og_jisaku_016.jpgog_jisaku_014.jpgog_jisaku_015.jpg ほう、この子はデスクトップ……って水冷か!!

og_jisaku_017.jpgog_jisaku_018.jpgog_jisaku_019.jpg 作業工程が多いうえに水冷マシンとあって校長先生も視察(写真=左)。先に作業を終えた子どもたちも興味津々の様子で集まってきた(写真=中央)。無事、起動テストを終えてガッツポーズ(写真=右)

 全体を通した授業時間は2時間弱。無事全員が起動テストを終え、校長先生の修了証授与でパソコン教室は幕を閉じた。参加者の多くは今回組み立てたPCが「子どもの初めてのPCになる予定」とのことで、子どもたちは終始笑顔だった。夏休みの思い出作りというだけでなく、“PC人生”の最初の1歩として忘れられない思い出になると期待したい。

og_jisaku_020.jpgog_jisaku_021.jpgog_jisaku_022.jpg 子どもが組み立てたPCが起動してお母さんたちも興奮気味。橋立校長からの修了証授与で第4回親子パソコン組み立て教室は幕を閉じた

恒例の特価PC販売「訳ありセール」は、前日から並ぶ人も

 親子パソコン組み立て教室の開催にあわせて、同工場内では型落ちのモデルや展示品などを特価で販売する「訳ありセール」が実施された。特価品目当てに前日の午後8時から並んだ人もおり、開場した朝9時には140人ほどが行列を作ったという。

 今回は組み立て教室の告知のみ先行して行ったため、地域住民や市役所などから「今年はセールをやらないのか」という問い合わせが殺到したといい、地域密着のイベントとして定着している様子をうかがわせた。

og_jisaku_023.jpgog_jisaku_024.jpgog_jisaku_025.jpg 開場前の行列。前日から並んだ人もいるという(写真=左)。特価品が所狭しと並べられていた(写真=中央)。超高性能ゲーミングPCが半額以下。これは安い……(写真=右)

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