AMDファン期待のモンスター級ゲーミングPC「MASTERPIECE a1500BA1」を徹底検証AMDの最強CPU&GPUをぶん回す(2/4 ページ)

» 2013年08月13日 18時24分 公開
[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]

グラフィックスカードは“ナゾ”のGPU「Radeon HD 8990」

GPU-Zで仕様を見る限り、実質的にRadeon HD 7990のOEM向けモデルとみられる

 グラフィックスカードは、AMDの未発表GPU「Radeon HD 8990」を搭載している。外観から分かる通りデュアルGPUカードであり、Radeon HD 7990と同様の3連ファンクーラーを搭載している。なお、GPU-Zから仕様を確認しても、コア名はMaltaであり、クロックやメモリ搭載量、バス幅などでRadeon HD 7990との相違は見当たらない。

 AMDではすでにOEM向けとしてRadeon HD 8000シリーズを供給しているので、これと同様、OEM向けのネーミングということになるだろう。とりあえず、現行のAMDのシングルカード構成としては、最強スペックと言える。

未発表のデュアルGPU「Radeon HD 8990」を搭載

 メモリは、Kingston TechnologyのHyperXシリーズ「KHX1866C11D3/8G」が用いられていた。KHX1866C11D3/8Gはまだ未発表の製品。DDR3-1866(PC3-15000)に対応した8Gバイト×2枚のデュアルチャネルキットだ。MASTERPIECE a1500BA1のスペック表では、DDR3-1600(PC3-12800)動作とされているが、評価機ではDDR3-1866モードで動作しているのを確認した。

電源はFSP製の1200ワットモデル。80PLUS Goldの高効率電源だ

 ストレージはSSDとHDDの2ドライブ構成だ。SSDはシステムドライブとしてSamsung「840 Pro」が組み込まれている。そしてHDD側はデータドライブとして3Tバイトの東芝「DT01ACA300」。OSやアプリケーションの起動は高速なSSDを、ゲームデータなどの保存にはHDDを用いることで、レスポンス、容量に不満のない構成になっている。

 そのほかのストレージでは、フロントパネル上部に光学ドライブ、フロントパネル上部にカードリーダーとUSB 3.0&2.0ポートを備える。電源ユニットは80PLUS Gold認証の容量1200ワットだ。

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