10月18日0時、マイクロソフトの最新OSWindows 8.1パッケージ版の一般販売が始まった。東京・秋葉原のドスパラ パーツ館では深夜販売イベントが行われ、約150人が詰めかけた。
Windows 8.1はWindows 8のマイナーバージョンアップ版であり、これまで「サービスパック」という名称で提供されていたアップデートを「1年周期のOS更新」という方針で「Windows 8.1」として提供したものだ。Windows 8を利用するユーザーにはWindows Store経由で無料のアップデートが提供される。
今回の深夜イベントで販売されたのはDSP版の「Windows 8.1」だ。こちらは一般のパッケージと異なり、アップグレードに使えず新規インストールのみとなるほか、32ビット版と64ビット版のどちらかを選択することになる(パッケージ版は両方が付属)。
このようにDSP版は一般のパッケージに比べて機能が制限される一方で、発売記念パックとして窓辺ファミリー関連の特典が付属する限定パッケージが用意された。深夜販売イベントで売れたのはこちらが中心だ。特に1000本限定での提供となる「窓辺ファミリーバージョン」に人気が集まった。予約販売ですでに完売していたものの、当日販売用にも若干数用意していた。
17日の22時からは特価品の販売や、ライターの高橋敏也氏によるトークショーといったプログラムを開催し、イベントを盛り上げた。高橋氏は「0.1のアップデートというとWindows 3.1を思い出す」と昔を懐かしむ一方で「タッチという側面ばかりが強調されて、Windows 8の魅力がまだ多くの人に浸透していない。UEFIによる高速起動など便利な機能がたくさんある。Windows 8.1にも多くの新機能が搭載されているが、これをネットで覚えるのか、それとも使ってみて実感するか。新OSは自作ユーザーにとっての挑戦状。ぜひともインストールして使いこなしてほしい」とWindows 8.1の盛り上がりを期待していた。
当日販売も含め、イベントで売れたパッケージは「約100本」(ドスパラ)。発売記念パックの窓辺ファミリーバージョンは売り切れ、発売記念パックの通常版は在庫はあるものの、残りは少ないという。「本数についてはおおよそ目標通り。それよりもイベントに人が集まり、にぎわったことがうれしい」(ドスパラ)。10月18日は通常通り午前11時に開店し、通常版を含めたWindows 8.1の販売を行う。発売記念パックを狙う人は早めにアキバに行くのがよさそうだ。
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