キーワードは「マルチモード」、レノボが本気で挑む「伸びゆく個人向けタブレット市場」の考え方「ジョブズ役」のあの人がLenovoに入社?(2/3 ページ)

» 2013年10月30日 20時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

もちろん「PC」もしっかり。3200×1800ドット表示の高性能Yoga、低価格なFlexも「マルチモード」

 タブレット製品に注力する一方、タブレットではカバーできない「作る」作業に向くPCも、PC+戦略に基づく付加価値の向上をPCならではの「マルチモード」の特徴とともにラインアップする。

photophotophoto 13.3型タッチで3200×1800ドット表示対応の超高解像度ディスプレイが魅力の「Yoga 2 Pro」

 ぐるりと360度回転するヒンジ機構が特徴の「Yoga」シリーズは、「Yoga 2 Pro」としてかなりのスペックアップを果たしてリニューアルした。第4世代Core i7-4500U+8Gバイトメモリ+256GバイトSSDといった最新世代の仕様に、13.3型で最強クラスとなる3200×1800ドットの超高解像度表示に対応するタッチIPS液晶ディスプレイを採用したのが大きなポイントだ。

 もう1つは「Flex」シリーズ。こちらは14型サイズのノートPCタイプ「Flex 14」、19.5型サイズの液晶一体型デスクトップタイプ「Flex 20」の2モデルを用意する。Flex 14は、Yogaシリーズと同様にディスプレがぐるりと180度以上開くヒンジ機構を採用したスタンダード志向のUltrabook。ディスプレイは300度まで開き、通常のノートPCスタイルとなる「ノートブック」モードと液晶ディスプレイを回転させ、キーボード部をスタンド代わりとする「スタンド」モードに切り替えられる特徴とともに、Core i5+8Gバイトメモリ+500GバイトSSHD(ハイブリッドHDD)の仕様にてYoga 2 Pro比で低価格に展開するスタンダードモデルに位置付ける。なお、同スタイルで11型とやや小型ボディの「Flex 11」も近日追加する予定だ。

photophotophoto スタンダードなUltrabookラインもYogaに通じる「マルチモード」のエッセンスを加える。Flex 14は300度回転ヒンジを備え、くるりと回してスタンドモードやテントモードで使用できる

 Flex 20は、立てる/ペタンと寝かせるを自在に変形できる“テーブルトップPC”。先だって公開された27型サイズ「IdeaCentre Horizon」は日本の家庭事情では“大きすぎる”と判断し、やや小型の20型サイズを新たに用意した。やや大型だが“持ち歩ける家族共有タブレット”としての利用シーンも想定し、4時間動作のバッテリーを内蔵。複数人で一緒に使うシーンを想定し、四方いずれからも操作しやすい専用のユーザーインタフェース「Aura」を用意した。

photophotophoto 立てれば標準的な液晶一体型デスクトップPCとして、ペタンと寝かせればテーブルトップPCに変化する。これも「マルチモード」だ。テーブルトップモードで使いやすくする専用UI「Aura」を用意する(写真=左、中央) Flexシリーズはこのほかに11型サイズで小型ボディの「Flex 11」も投入予定だ
photo 「マルチモード」をテーマにした商品が当たる販促キャンペーンも実施する

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