NVIDIA、192基のCUDAコアを搭載する「Tegra K1」Apple A7の3倍近い性能

» 2014年01月06日 16時00分 公開
[ITmedia]
Tegra K1

 NVIDIAは1月5日(現地時間)、Kepler世代のGPUコアを採用する次期モバイル向けSoC「Tegra K1」を発表した。「Logan」のコードネームで呼ばれていたもので、CUDAコア数は192基、DirectX 11とOpenGL 4.4に対応するほか、開発環境はCUDA 5.0を利用できる。最大動作クロックは2.3GHz。最大8GバイトのDDR3LおよびLPDDR3メモリをサポートする。

 同社によればUnreal Engine 4の動作も可能で、Xbox 360やPlayStation 3などのコンソールを超えるグラフィックス性能をモバイルプラットフォームで楽しめるようになる。また、アップルのA7チップと比較して3倍近い性能を持つとしている。

 ラインアップは、4つのARM Cortex-A15に省電力駆動向けのコア(第3世代バッテリーセーバーコア)を加えた“4+1コア”構成の32ビット版のほか、ARMv8アーキテクチャを採用するカスタム設計された64ビット版(Super Core CPU)の2つ。前者を搭載する製品は2014年の上半期、後者を搭載する製品は2014年の下半期に登場する予定だ。

米国ラスベガスで開催中のCES 2014でTegra K1を紹介するNVIDIAのCEO、Jen-Hsun Huang氏

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー