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» 2014年08月13日 19時27分 UPDATE

PC USERアワード:2014年上半期に注目した「お仕事PC」

2014年上半期に登場したビジネス向けPCの中から、編集部が注目したモデルを紹介(PC USER 20周年特別企画)。

[ITmedia]

仕事がはかどるぞ!!――2014年上半期に注目した“お仕事PC”

 ITmedia PC USER編集部がジャンル別におすすめ製品を格付しながら取りあげる「PC USERアワード」。これまで「タブレット」「マザーボード/グラフィックスカード」「ゲーミングPC」「SSD/小型ベアボーン」「2in1/モバイル」と紹介したが、第6回のテーマは「お仕事PC」だ。2014年上半期(1月〜6月)に登場したビジネス向けのノートPCとデスクトップPCを中心にノミネートしている(同期間に販売中の現行モデルも含む)。

2014年上半期のおすすめ「お仕事PC」――ITmedia PC USER編集部が選ぶ
GOLD HP EliteBook 820 G1(日本ヒューレット・パッカード)
SILVER Endeavor ST10E(エプソンダイレクト)
BRONZE エアロスリム RS3J-B52/E(ツクモ/ProjectWhite)
Recommended Critea DX4(サードウェーブ)
Recommended Mouse Pro M385B(マウスコンピューター)
Recommended dynabook R632/W0HS(東芝)

お仕事PC部門「ゴールド」──HP EliteBook 820 G1(日本ヒューレット・パッカード)

og_busipc_001.jpg 米軍調達基準の堅牢性を確保した12.5型ノートPC「HP EliteBook 820 G1」。タフでなければ仕事はできない、という人に

 日本ヒューレット・パッカードの「HP EliteBook 820 G1」は、同社のビジネス向けノートPCの中でも“Elite”の名前を持つハイエンドモバイルノートPCだ。12.5型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ピクセル)を搭載するグレーのボディは、一見すると“地味”なビジネス機という印象だが、システム性能を超えた部分で「仕事の道具」であることを追求した数々の特徴を持つ。

 その1つがボディの堅牢さ。昨今のノートPCでは主流となっている金属製ではなく、樹脂の外装だが、日本HPが「HP Dura Flex」と呼ぶ4層構造と特殊な塗装によって、米軍調達基準を満たす堅牢製を備えつつ、金属ボディの弱点でもあるへこみへの耐性も確保しているのがポイントだ。また、以前のHP EliteBook 2570pに比べて、薄型化・軽量化も果たしている。旧モデルからの改良点でいうと、一部キー(Enterやカーソルキー)のサイズを広めとるなど、ユーザーフィードバックを受けた変化もある。

 このほか、BIOSの自動復元機能や、インターネット経由で安全にデータのやり取りを行える「HP Trust Circles」といった、ビジネスマシンであることを強く意識した同社独自のソフトウェア機能も見逃せない。

 メタル外装のユニボディが多いモバイルPCカテゴリの中で、一見して目を引くデザインや、売り文句として打ち出しやすいカタログスペックにとらわれることなく、仕事に求められる要素を真正面から見据え、使いやすい“道具”であることを追求した点を評価して、今回ゴールドに選出した。仕事で使うモバイルノートを探している人は真っ先に検討すべき1台である。

og_busipc_002.jpgog_busipc_003.jpg 特殊な塗装が施されたマットな質感の天板(写真=左)。主要キーのピッチを19ミリでそろえたアイソレーションタイプのキーボード。中央にポイントスティックも備える。2012年のモデルと比べて、Enterキーなどの一部のキーサイズが拡大した(写真=右)

お仕事PC部門「シルバー」──Endeavor ST10E(エプソンダイレクト)

og_busipc_004.jpg ウルトラコンパクトモデル「Endeavor ST10E」。本体サイズは45(幅)×185(奥行き)×195(高さ)ミリだ。4万4000円(税抜き/最小構成時)から購入できる

 エプソンダイレクトがビジネス向けデスクトップPCとしてラインアップする「Endeavor ST10E」は、容積にしてわずか約1.6リットルという超小型ボディを実現したウルトラコンパクトモデルだ。

 光学ドライブを省くことでわずか約45ミリまで薄型化したボディにも驚かされるが、省スペース性だけでなく、AMDのデュアルコアAPU「E1-2500」(1.4GHz)を採用することで、通常利用時の消費電力を10ワットまで抑えているのもポイント。もちろん、一般事務用であれば十分なパフォーマンスも確保している。さらに、オプションの「VESA対応一体型キット」で液晶ディスプレイの背面に取り付ければ、設置面積は実質ゼロだ。

 AMD E1-2500をベースに、2Gバイトメモリと250GバイトHDDを搭載した64ビットWindows 8.1モデルが4万7520円と大量導入しやすく、省スペース、省電力、低価格と3拍子そろっている点を評価した。

 なお、兄弟機として、同じコンパクトボディにインテルのクアッドコアCPUまで搭載できる幅広いBTOカスタマイズに対応した「Endeavor ST170E」も用意されている。こちらはメモリが最大16Gバイト、ストレージにSSDのRAID構成まで選べるので、より高い性能を求める向きはそちらを検討したい。

お仕事PC部門「ブロンズ」──エアロスリム RS3J-B52/E(ツクモ/ProjectWhite)

og_busipc_005.jpg アキバの老舗ショップとして知られるツクモの法人向けスリムデスクトップPC「エアロスリム RS3J-B52/E」。4万2800円から購入できる(税別/最小構成時)

 お仕事PC部門のブロンズ賞に選んだのは、ツクモのスリムデスクトップPC「エアロスリム RS3J-B52/E」だ。本体サイズは98(幅)×380(奥行き)×340(高さ)ミリ(スタンド含まず)と、オフィスに設置するデスクトップPCでは一般的な省スペースタイプのデスクトップPCながら、Celeron G1820(2.7GHz)からCore i7-4770(3.4GHz/最大3.9GHz)まで幅広いBTOメニューを用意しているのが光る。

 ロープロファイルのPCIカードや最大2台のHDDを搭載できるシャドウベイなど、省スペース性と拡張性を両立しているのもポイント。最小構成で4万2800円(税別)から購入できる安価な価格設定に加え、省スペースPCながらハイスペックな構成にカスタマイズできる点や、オプションとして120センチファンや防じんフィルターを用意するなど、アキバのPCショップらしい、かゆいところに手が届くサービスも含めて、ブロンズに選出している。

 2014年はWindows XPのサポート終了と消費税増税前の駆け込みで法人PCのリプレースが進んだが、SOHO/中小企業の中には、ようやくこれからというところもまだあると思われる。XPからの乗り替えを検討している企業は是非注目していただきたい。

AeroSlim RS3J-B52/E

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