「二度寝は甘え」 奇跡の目覚まし時計「フライングアラームクロック」をいろんなところで使ってみたなんだか“けたたましい”ヤツを試してみよう(1/2 ページ)

» 2014年10月31日 10時00分 公開
[村上万純(撮影:矢野渉),ITmedia]
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遅刻常習犯のあなたでも、「あと5分……スヤァ」という悲劇を回避できる

 「あと5分、いや、あと10分……」

 そう思い、ゆっくりとまぶたを閉じると30分、ひどいときは1時間が経過していることがある。絶対に寝坊できない時に限って寝過ごしてしまうという人も多いだろう。かくいう筆者も、Webメディアで編集記者をしていると、早朝の取材や深夜に発表される新製品の対応などをしないといけないことがある。理想を言えば、しっかりと布団の中で休息を取って起床時間にすっきりと目覚めればよいのだが、現実はそうもいかない。寝過ごしたら大変なので、どんなに眠い時でも「寝たら死ぬぞ!」と言い聞かせてひたすら時間まで待機している(間違っても横になってはいけない)。

photo 記者職は眠気との戦い

 なぜこんな悲劇が繰り返されるのか。それは恐らく、スマートフォンのアラームを使っているからだ。ボリュームを最大にすれば一時的に目が覚めるものの、無意識のうちにアラームを止めてしまうのだ。ひどいときは、スヌーズ機能をオンにしていても無意識に何度もアラームを止めている(らしいが記憶にない)。

 ならば、強制的に起きざるを得ない目覚まし時計を使えばいいじゃないか。そんな奇跡のような製品が上海問屋から登場した。それが、アラームの音が鳴ると上部に付属するプロペラが天高く舞い上がって飛んでいく、ユニーク仕様の「フライングアラームクロック」だ。飛んでいったプロペラを元の位置に戻さない限り、アラームは鳴りやまないので、無意識のうちにアラームを止めていたなどという事故は起こらない。スヌーズ機能を備えており、機能をオフにしない限り、5分ごとにアラームの鳴動とプロペラの飛行を繰り返す。普段、無意識にタイマーを止めていて寝坊してしまうことがある人でも安心だ。電源は単三電池5本(別売り)とやや多め。サイズは110(高さ、プロペラ含む)×141(直径)ミリ、重量は約180グラム。プロペラは直径125ミリ。

photophoto きっとあなたも起きられる「フライングアラームクロック」(写真=左)。プロペラ部分は接続パーツを使って取り付ける(写真=右)

 実際気になるのは、その使い勝手だ。一体どれほどの高さまで飛ぶのか、どれほどの音がするのか。メリット、デメリット含めて本当に使える時計なのかどうか、試してみた。

「ウォンウォンウォン、ビービービー!」からの2メートル飛行

 まずは、時間とアラームの設定をする。時間の設定は「Time」ボタンを押したまま「Hr」を押して時間、「Min」を押して分を設定する。アラームも同様に、「Alarm」ボタンを押したまま「Hr」を押して時間、「Min」を押して分を設定できる。スヌーズ機能は「Sz」ボタンでオン/オフを切り替えられる。

 次にプロペラのセッティングだ。まず、接続パーツのスポンジとプロペラを合体させ、スポンジを本体の溝部分に合わせてセットしよう。カチッとうまくはまれば準備はOKだ。電池カバーはネジで固定してあるのでドライバーを用意する必要がある。

 いきなりぶっつけ本番だと本当に動いてくれるのかどうか心配……という人のために、本体上部にテストボタンを搭載している。テストボタンを押すと、ウォンウォンと音を立ててプロペラが低空飛行する。どの方向に飛んでいくか分からないので回りの環境に注意しよう。ちゃんとプロペラが動くことが分かれば、あとは寝るだけだ。スヤァ……。

 時間になると、ウォンウォンウォンと突然大きな音がなりプロペラが回り、ビービービーとアラームも鳴り始める。やがてプロペラが天高く舞い上がり、舞い上がり……なんと2メートル強は飛んでいった。これなら必ず布団から出ないと取りにいけないので、確実に起きることができる。ただ、そこそこの威力なので、電球にぶつからないかどうか、寝室内に自分以外の誰かがいないかなどに配慮しなければならない。片付いていない部屋の中でプロペラを紛失してしまったら、ドライバーを使って電池を強制的に取り出すという強硬手段も必要になってくる。また、スピーカーが本体底部に付いているので、置き場所の素材によっては音がかき消されてしまう可能性がある。いくつか配慮すべき点はあるが、スヌーズ機能と合わせれば最強の目覚まし時計になる。

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