基本スペックは、SoCに4コア/4スレッド対応のAtom Z3580(最大2.3GHz)を採用。2Gバイトメモリ(LPDDR3)、16Gバイトのストレージ(eMMC)、2560×1600ピクセル表示の8.4型有機ELディスプレイを搭載する。OSはAndroid 4.4(KitKat)だ。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.0、センサー類はGPS、加速度、ジャイロ、照度を装備。一部のユーザーにとっては残念だろうが、LTEモデルは用意されていない(筆者としてもSIMロックフリーのLTEモデルが欲しい)。内蔵カメラは、正面のインカメラが有効200万画素、背面のメインカメラが800万画素のIntel製3Dカメラ(RealSense Snapshot Depthカメラ)だ。
インタフェース類は、ボディが極薄にもかかわらず、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応で最大512Gバイト)、Micro USB(Micro B)、ヘッドフォン/マイク兼用端子をしっかり備えている(アプリによる搭載センサー情報では、電子コンパスが検出されず)。
特に筆者が感激したのは、下面にあるヘッドフォン/マイク兼用端子だ。厚さ6ミリのボディに3.5ミリのステレオミニ端子を搭載するとなると、その周囲には2.5ミリ、前後には1.25ミリしか余裕がない(実際にはそれ以下のスペースだろう)。まさに高精度で高剛性ボディの証であると感じた。
そのほか、デル純正のアクセサリでは、タブレットをデスクトップPCのように使えるアダプタ「Dell Cast」(税別1万3037円)に注目だ。少し大きなUSBメモリのようなボディをディスプレイのHDMI入力端子に直接接続すれば、ワイヤレスでタブレットの映像を出力できる。これにワイヤレスのキーボードとマウスを組み合わせれば、簡易的なデスクトップPC代わりにも使えるというわけだ。
なお、現時点では米国で販売中の専用ワイヤレスキーボードや専用ケース(Folio Case)の取り扱いが日本でないようだ。今後の国内販売に期待したい。
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