Venue 8 7000は、世界で初めてIntelの3DカメラであるRealSense Snapshot Depthカメラを搭載し、高精細で発色のよい8.4型の有機ELディスプレイも備えたうえで、厚さ6ミリという世界最薄ボディを実現した完成度の高いAndroidタブレットだ。プロセッサの性能やバッテリー駆動時間にも不満がなく、目立った弱点はない。
タブレットの市況を見ると、世界的には2014年第4四半期で前年比減に転じ、日本でも2014年第3四半期に前年比3.0%減の162万台に落ち着くなど、成長は鈍化している(出展:IDC Japan)。国内の個人向けAndroidタブレットは出荷台数が大幅に減少し、いわゆるアーリーアダプタ層は一通り購入済みで、2台目、3台目を購入するか、買い替えの段階に入った。単純に価格が安いだけでは、売れない時代に突入したとも言える。
そんな中で登場したVenue 8 7000は、価格が4万8980円だ(税別/送料込)。Androidタブレットとしては、高級機種という位置付けになる。しかし、世界最薄かつ剛性、質感とも申し分ないボディに、3Dカメラや高画質の有機ELディスプレイを詰め込み、ハイスペックにまとめ上げたVenue 8 7000は、既存のタブレットユーザーにとって買い替え候補として大きな魅力があり、対価に見合う十分な価値がある。
タブレットを普段から使いこなしており、片手で持てるサイズの高性能・高機能な新モデルを探しているといったユーザーに、是非試していただきたい1台だ。
Venue 8 7000 Android 4.4・WiFi(即納モデル)の主な仕様 | |
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製品名 | Venue 8 7000(Venue 8 7840) |
メーカー | デル |
OS | Android 4.4 |
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約124.4×215.8×6ミリ(縦位置) |
重量(実測値) | 305グラム(314グラム) |
画面サイズ(方式) | 8.4型ワイド有機EL(OLED) |
アスペクト比 | 16:10 |
タッチパネル | 静電容量式 |
デジタイザ | − |
ディスプレイ解像度 | 2560×1600ピクセル(約359ppi) |
CPU(コア数/スレッド数) | Atom Z3580(4/4) |
動作周波数 | 最大2.33GHz |
チップセット | CPU内蔵 |
GPU | CPU統合(Intel HD Graphics/PowerVR G6430) |
メモリ | 2Gバイト(LPDDR3) |
メモリスロット(空きスロット数) | オンボード |
ストレージ(評価機実装) | 16Gバイト |
ストレージフォームファクタ | オンボード |
ストレージ接続インタフェース | eMMC |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
NFC | − |
センサー | GPS、加速度、ジャイロ、照度 |
ワイヤレスWAN | − |
キーボード | − |
ポインティングデバイス | − |
メインカメラ | 約800万画素(RealSense Snapshot Depthカメラ) |
インカメラ | 約200万画素 |
主なインタフェース | Micro USB 2.0(Micro B)×1、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ) |
メモリカードスロット | microSDメモリーカード(SDXC対応) |
内蔵スピーカー(音質補正ソフトウェア) | ステレオ(MaxxAudio Waves) |
内蔵マイク | モノラル |
指紋センサー | − |
セキュリティデバイス | − |
セキュリティロックポート | − |
バッテリー動作時間 | 約9.8時間(Webブラウズ時) |
バッテリー仕様 | 21ワットアワー |
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) | 43(幅)×43(奥行き)×27.4(高さ)ミリ |
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 46グラム/71グラム |
ACアダプタ出力仕様 | 5ボルト/2アンペア |
ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) |
DC端子形状 | USB Micro B |
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | USB Standard A |
防水/防滴 | − |
カラーバリエーション | ブラック |
オフィススイート | POLARIS Office |
価格 | 4万8980円(税別/送料込) |
発売日 | 2015年1月27日 |
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