デルは、北米で発表した「Dell Venue 8 7000」を、日本市場向けに1月27日から出荷を開始することを発表した。日本市場における実売価格は税別で4万8980円だ。
Venue 8 7000は、8.4型ディスプレイを搭載するAndroid 4.4導入のタブレットだ。2560×1600ピクセルという高い解像度を実現し、Atom Z3580をはじめとするインテルアーキテクチャを採用する。システムメモリはLPDRR3を2Gバイト載せ、データストレージは16GバイトのeMMCを内蔵する。
本体搭載のインタフェースにはMicro SDスロット、Micro USB、ヘッドセット端子を備えるほか、無線接続としてIEEE802.11ac準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。また、ワイヤレスディスプレイのMiracastにも対応する。
ボディはアルミ削り出し素材を用いており、本体サイズは124.4(幅)×215.8(高さ)×6(厚さ)ミリと薄く、重さは306グラムと8型ディスプレイ搭載タブレットとしては軽い。この重さで容量5900mAh(21ワットアワー)のバッテリーを内蔵する。
背面には2基のレンズを用いるRealSence 3D対応カメラを内蔵する。Venue 8 7000は、2014年9月のIDF14 San Franciscoで初めてその存在を公開したときも、RealSence 3Dによる深度データを活用したリフォーカス機能などを訴求して関係者の関心を集めていた。
デルが日本向けに発表した「デル データプロテクション」は、近年ビジネスの現場で求められているワークスタイルの変化に対するソリューションとしてデルが提供するセキュリティスイートだ。
デルは、クライアントPCやタブレット、シンクライアントデバイスから、仮想デスクトップ、データセンタープラットフォーム、そして、仮想化ソフトウェアからセキュリティといったソリューションを広範囲に展開しているが、デル データプロテクションはその一環として提供する。
デル データプロテクションの提供にあたって、デルは、導入企業の業務プロセスとユーザーの業務区分を分析して改善点を抽出したうえで適切な導入方法を提案するだけでなく、導入にあたって必要になる法規制やセキュリテイの問題解決も図ると説明している。
デル データプロテクションでは、ワークスタイルの変化で必要性が増しているモバイルデバイスの運用において、盗難、紛失、マルウェア攻撃といったリスクを回避するため、暗号化に関する各種機能を用意した「デル データプロテクション エンクリプション」、デル独自のセキュリティチップを利用した認証機能を提供する「デル データプロテクション セキュリティツール」、そして、標的型攻撃を防御する「デル データプロテクション プロテクテッドワークスペース」をユーザーに提供する。
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