相変わらず薄い「HP ZBook 14 G2 Mobile Workstation」の“第五世代”性能を試す薄さそのまま性能向上(2/3 ページ)

» 2015年04月23日 08時32分 公開

スティックポイントとタッチパッドが両方使える

 ZBook 14 G2のボディは、基本的に従来のZBook 14と同じとなっている。天板部はヘアラインの入ったアルミパネルを用い、中央部に「HP」のロゴを入れ、天板の縁にはゴムのコーティングを施している。このゴムは手で本体をつかんだときの滑り止めとしても機能している。ディスプレイ上中央に有効約92万画素のWebカメラを用意している。

ヘアラインを施したアルミパネルの天面のふちにはラバーコーティングを施している(写真=左)。ディスプレイは最大開いて約135度(写真=右)

 本体搭載のインタフェースは、左側面にアナログRGB出力、2基のUSB 3.0、ISO 7816準拠のスマートカードリーダーを備え、右側面に、ドッキングコネクタ、ギガビット有線LAN、2基のUSB 3.0、DisplayPort、ヘッドフォン端子、そして、やや下の部分にSDカードスロットを用意する。USB周辺機器をつなぐと左右に場所を取るレイアウトだが、機能面ではまず足りないことはないはずだ。セキュリティ機能では、システムボードにTPM1.2対応のセキュリティチップを搭載しているほか、セキュリティロックケーブル用スロット、さらに、指紋センサーなど、充実している。

前面

背面

左側面

右側面

 本体サイズはUltrabook仕様に準拠しているが、パーツ交換などのメンテナンス作業がしやすい構造となっているのも本製品の特徴だ。本体を裏返し、背面側のレバーロックを解除するだけで底面カバーが外れて内部にアクセスできる。バッテリーの交換だけでなく、システムメモリの交換や追加だけでなく、M.2対応SSDのアップデートや2.5インチSerial ATA接続ストレージの増設も簡単に行える。

底面カバーは背面よりにあるロックを解除するだけで外せる。システムメモリスロットやストレージベイなどにすぐアクセス可能だ

底面カバーを外すとバッテリーパックも取り出せる。付属ACアダプタのサイズは47(幅)×106(奥行き)×28(高さ)ミリと、このクラスの製品としては比較的コンパクトだ

 アイソレーションタイプのキーボードは、本体の剛性が高いため、強くタイプしてもたわまない。評価機のキーボードは米国仕様のASCII配列だったが、発表資料によれば出荷製品はJIS配列の日本語仕様になる。評価機材はASCII配列なので参考情報となるが、主要キーのピッチは19×19ミリ、キーストロークは1.5ミリ。

 ポインティングデバイスはスティックタイプとタッチパッドの両方が利用できる。右クリック・左クリックボタンもスティックとタッチパッドのそれぞれに用意する。スティックポイント用の左クリックボタンの下を2回タップするとタッチパッドを無効にできる。オレンジのLEDが付いた状態がタッチパッドの無効化状態だ。タッチパッドではジェスチャー機能が利用できる。

CADなどの作業を行う上でディスプレイの品質は重要だ。ZBook 14 G2のディスプレイは視野角が広く非常に見やすいだけでなく、非光沢タイプとなっているので外光があまり反射しないようになっている(写真=左)。主要キーのピッチは19×19ミリ、キーストロークは1.5ミリ。ポインティングデバイスはスティックタイプとタッチパッドの両方が利用できる。オレンジのLEDが付いた状態でタッチパッドが無効になっている(写真=右)
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