日本HP、色が変わってCPU温度を合図する「HP ENVY Phoenix 850」などデスクトップPC新モデル発表2015年PC夏モデル

» 2015年07月08日 11時00分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、7月8日にデスクトップPCの新モデルとして「HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT」「HP Pavilion Mini 300-150jp」「HP Pavilion Mini 300-130jp」「HP 251-a30jp」「HP 20-r030jp」を発表した。出荷開始と実売予想価格(税別)は、以下の通りになる。

モデル名 出荷開始 実売予想価格(税別)
HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT 7月8日 16万9800円(HP Directplus価格)
HP Pavilion Mini 300-150jp 7月17日 9万円前後
HP Pavilion Mini 300-130jp 7月17日 7万円前後
HP 251-a30jp 7月下旬 5万円前後
HP 20-r030jp 7月17日 8万円前後

HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT

 HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT(以下、ENVY Phoenix 850)は、CPUに“Haswell-E”世代のCore i7-5960X(3GHz/最大3.5GHz、8コア16スレッド、3次キャッシュメモリ20Mバイト)、または、Core i7-5820K(3.3GHz/最大3.6GHz、6コア/12スレッド、3次キャッシュメモリ15Mバイト)を搭載するパフォーマンス重視のゲーミングPCシリーズだ。

HP ENVY Phoenix 850-090jp/CT

 マザーボードはIntel X99 Expressチップセットを実装し、システムメモリはDDR4 2133MHzを最大64Gバイト載せることが可能だ。グラフィックスカードはGPUにGeForce GTX 980(グラフィックスメモリGDDR5を4Gバイト)、または、GeForce GTX 960(グラフィックスメモリGDDR5を2Gバイト)を搭載する。また、PCI Express接続に対応するM.2インタフェースも備える。

 ボディには、CPUの温度と使用率に合わせて動的に変化するイルミネーションシステムを導入する。ユーティリティの「HP Phonenix Control」を使ってイルミネーションのパターンも設定可能だ。サウンド関連機能では、オーディオメーカーのBang&Olufsenの監修を受けた。オーディオ専用回路や専用アンプを搭載したほか、金属パーツを極力減らしてノイズを除去、さらに、専用ユーティリティを導入してサラウンド環境におけるスピーカー距離に合わせたチューニングができる。

 PCケースのデザインも新しくなり、大型の吸気口を設けてマザーボードの逆倒立レイアウトを採用することでエアフローを改善して排熱効率を向上させた。

HP Pavilion Mini 300シリーズ

 HP Pavilion Mini 300シリーズは、上位モデルのHP Pavilion Mini 300-150jpと下位モデルのHP Pavilion Mini 300-130jpが登場する。ボディの形状やサイズは2015年1月に登場した(出荷開始は2月20日以降)「HP Stream Mini」と共通するコンパクトサイズのデスクトップPCだが、ボディカラーは“ブリザードホワイト”に変わり、CPUも上位構成でCore i5-5200U(2.2GHz/最大2.7GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ3Mバイト)を搭載、システムメモリもDDR3L 1600MHzを8Gバイトを載せてストレージに容量1TバイトのHDDを採用するなど、高い処理能力を持ったコンパクトPCとなっている。

HP Pavilion Mini 300シリーズ

 本体サイズは145(幅)×146(奥行き)×53(高さ)ミリで、重さは約640グラム。本体搭載インタフェースには4基のUSB 3.0(前面2基に背面2基)、メディアカードリーダー、有線LANのほかに、映像出力としてHDMIとDisplayPortを備える。無線接続ではIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。また、システムボードにはPCI Express接続に対応したM.2も用意する。サウンド関連機能では、Bang&Olufsenの監修を受けたユーティリティを導入する。

HP 20-r030jp

 HP 20-r030jpは、19.5型ディスプレイ(解像度1600×900ピクセル)を搭載するディスプレイ一体型PCだ。奥行き14センチの薄型ボディで設置場所を自由に選べる。

HP 20-r030jp

 つや消しブラックとホワイトラインのデザインを採用してリビングのインテリアともマッチすると日本HPは説明する。ディスプレイは非光沢パネルで周囲の照明が映り込むことを防いでいる。標準付属のキーボードとマウスは2.4GHz帯の無線接続を利用するワイヤレスタイプだ。

 CPUはPentium N3700(1.6GHz/最大2.4GHz、4コア4スレッド、2次キャッシュメモリ2Mバイト)で、システムメモリはDDR3L 1600MHzを4Gバイト載せる。ストレージは容量500GバイトのHDDを採用する。内蔵ドライブはDVDスーパーマルチだ。

 本体搭載インタフェースは2基のUSB 3.0と3基のUSB 2.0、メディアカードリーダを備えるほか、無線接続としてIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。OSは64ビット版Windows 8.1 Updateを導入する。なお、Officeアプリは付属しない。

HP 251-a30jp

 HP 251-a30jp(以下、HP 251)は、ミニタワータイプのデスクトップPCだ。価格競争力を重視して、CPUにCeleron N3050(1.6GHz/最大2.16GHz、2コア2スレッド、2次キャッシュメモリ2Mバイト)を採用する。システムメモリはDDR3L 1600MHzを4Gバイト載せ、ストレージは容量500GバイトのHDDを搭載。内蔵ドライブはDVDスーパーマルチだ。

HP 251-a30jp

 本体搭載インタフェースは、2基のUSB 3.0(背面)と2基のUSB 2.0(前面)、メディアカードリーダーのほか、ドライブベイとして3.5インチと2.5インチ兼用を1基用意する。映像出力インタフェースはHDMIとシングルリンクのDVI-Iを備える。

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