watchOS 2.0で次に気に入っている機能は、「タイムトラベル」。時計のリュウズ(デジタルクラウン)にこんな使い方があるなんて考えてもみなかった画期的な機能だ。
リュウズを先に進めると、時計の指す時間がどんどん進んでいて、1時間後、2時間後の自分の予定や天気が表示される。
標準のコンプリケーションでは日付、世界時計(他の都市の時間)、カレンダー、日の出と日の入り、株価、天気、月の位相といった項目が対応している。
時計の針をどんどん進めていくと、それにあわせてコンプリケーションに表示される予定や気温が変わっていくのが面白い。
「そうか、明日の最初の予定が始まる9時ごろから、もうこんなに暑いのか、それじゃあ軽装で出かけていこう」であるとか、「そうか明日は十三夜なのか、夜、月の写真を撮るためにデジカメを持って出よう」など、ちょっとした気づきがある。
株価など過去の情報しか表示できないコンプリケーションもあれば(そもそも未来の株価が分かったら大変なことだが)、逆に未来の情報しか表示できない「天気(予報)」のコンプリケーションなどもあって紛らわしいが、今後、他社製のコンプリケーションが増えてきたら、例えば「この時間までには電気自動車の充電が終わっているから移動を開始しよう」であるとか、「この時間からだと駐車料金が安くなるから、少しだけ寄り道をしてから車を停めよう」であるとか、カレンダーなどを見ても分からない「輪切りにした未来や過去の瞬間」という、Apple Watchを通してのみ得られる新しい視点から何か面白い活用法が生まれてきそうだ。
それが何なのかまだ漠然としてはいるものの、そもそも操作として楽しいのでついついデジタルクラウンを回してしまう。
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