まずは付属品のACアダプターを見てみましょう。dGPU搭載モデルは65ワットと高出力のACアダプターを採用しています。
実はこの65ワットACアダプターの端子自体は、同時発売の「Surface Pro 4」(とその前モデルのSurface Pro 3も)と同じものなので共有できます。ただし、Surface Pro 3/4付属のACアダプターは36ワットタイプで、Surface Bookでは使用できないので注意が必要です。
Surface ProシリーズのACアダプターで以前から気に入っている点は、充電専用のUSB端子が備わっていることです。ACアダプターの端にUSB充電端子が1つあるだけで便利なシチュエーションは多々あります。
残念ながらUSB充電の出力は1アンペアまでにとどまっていて、今どきの2アンペア以上の出力が可能な高速充電タイプには及びませんが、iPadなどもちゃんと充電することができました。
次はSurface Penを箱から取り出します。
実は今回すごく進化したのがこのSurface Penです。今まで256段階だった筆圧レベルが1024段階になり、別売のペン先を購入すればペン先の硬さを2HからBの感覚に切り替えることができます。
また、従来クリックボタンだったペン上部のボタンには消しゴム機能が搭載され、より自然な手書き感覚を実現できます。このボタンをダブルタップすると、見ている今の画面をスクリーンショット撮影して直接手書きの注釈を書き込めます。ボタンのホールドでWindows 10の音声対応パーソナルアシスタント機能「Cortana(コルタナ)」を呼び出すことも可能です。
従来のSurface Penにおいて最大の不満はペンを収納する機能が弱かったことですが、新デザインのSurface Penは側面にマグネット部分が用意され、タブレット本体の側面にくっつけることができるようになりました。磁力はなかなか強力なので、少し気を付ければ、くっつけた状態で十分持ち運べます。
従来のSurfaceシリーズでは持ち運びが面倒になって、結局あまりペンを活用しないという人も多かったと思いますが、これならペンを活用する幅も広がることが期待できそうです。
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