NECパーソナルコンピュータは1月13日、「LAVIE Hybrid ZERO」の新製品を発表した。CES 2016で参考出展された11.6型デタッチャブルノートタイプが登場するほか、既存の13.3型クラムシェルタイプ・2in1タイプもCPUを第6世代Core iプロセッサファミリー(開発コード名:Skylake)に刷新して新登場する。店頭販売モデルは、いずれも2月下旬に出荷を開始する予定だ(記事中の価格は全て税別)。
初登場となる11.6型の店頭販売モデルは、本体(タブレット)単体の「HZ100」と、本体と補助バッテリー付きの「モバイルパワーキーボード」がセットとなっている「HZ300」「HZ330」の3モデル構成。HZ100とHZ300は、カラーバリエーションでムーンシルバー(型番末尾:DAS)とストームブラック(型番末尾:DAB)を選択できる。HZ330はムーンシルバーのみとなる。実売予想価格は、HZ100が12万4800円前後、HZ300が17万4800円前後、HZ330が18万9000円前後となる。
本体ディスプレイは各モデル共通で、1920×1080ピクセルのIGZO液晶(ノングレア)を搭載する。本体の軽量化を図るために、あえてベゼル(額縁)構造を採用しているが、面取りを施すことで画面端部のスワイプ操作を問題なく行えるように工夫している。タッチセンサーは超薄型フィルムを採用している。
本体サイズは、本体単体が292(幅)×192.5(奥行き)×7.6(厚さ)ミリ、モバイルパワーキーボードを装着して閉じた時が294(幅)×206.5(奥行き)×13.4〜17.9(厚さ)ミリとなる。重量はHZ100が約398グラム、HZ300/330が約410グラム(モバイルパワーキーボード装着時は約798グラム)となる。
CPUは、HZ100がPentium 4405Y(1.5GHz)、HZ300/330がCore m3-6Y30(0.9GHz/最大2.2GHz)を搭載する。システムメモリは全機種ともに4GB(LPDDR3)で、ストレージ容量はHZ100が64GB、HZ300/330が128GBとなる。
バッテリー駆動時間は、HZ100が約6時間、HZ300/330が約5.5時間(モバイルパワーキーボード装着時は約10.3時間)だ。全機種ともにInstant Goに対応し、IEEE802.11ac(最大867Mbps)対応の無線LAN通信機能を備えている。
HZ300は、リアカメラがIntel RealSense 3Dに対応している。人や物を立体スキャンして3Dオブジェクトデータを作成することができるが、Windows Helloの認証に使うことはできない。
HZ330は、SIMロックフリーのLTE/3G(W-CDMA)通信機能を搭載している。SIMカードスロットはnanoサイズ。対応周波数帯は、LTEがBand 1/3/19/21、3GがBand1/6/19となっている。
オプション品として、モバイルパワーキーボードよりも軽量な「フラットカバーキーボード」を希望小売価格1万6000円で用意している。キー部分にフィーチャーフォンと同様のメタルドームスイッチを採用しており、薄型ながらクリック感をしっかり確保している。なお、モバイルパワーキーボードも希望小売価格4万5000円で単品販売する。
モデル名 | カラー | キーボード | CPU | メモリ | ストレージ | 実売価格 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
HZ100 | ムーンシルバー(HZ100/DAS) ストームブラック(HZ100/DAB) |
別売 | Pentium 4405Y(1.5GHz) | 4GB | 64GB | 12万4800円前後 | − |
HZ300 | ムーンシルバー(HZ300/DAS) ストームブラック(HZ300/DAB) |
同梱 | Core m3-6Y30(0.9GHz) | 4GB | 128GB | 17万4800円前後 | RealSense 3D対応 |
HZ330 | ムーンシルバー(HZ330/DAS) | 同梱 | Core m3-6Y30(0.9GHz) | 4GB | 128GB | 18万9000円前後 | LTE/3G対応 |
13.3型の店頭販売モデルは、クラムシェル(タッチ非対応)タイプの「HZ550」とディスプレイが360度開く2in1タイプの「HZ650」「HZ750」の3モデル構成。HZ650は、カラーバリエーションでムーンシルバー(型番末尾:DAS)とストームブラック(型番末尾:DAB)を選択できる。HZ550とHZ750はストームブラック1色となる。店頭実売価格は、HZ550が16万9800円前後、HZ650が18万4800円前後、HZ750が20万9800円前後となる。
先述の通り、各モデルともにCPUが第6世代Core iプロセッサファミリーに刷新したことが最大の特徴。HZ550/650はCore i5-6200U(2.3GHz/最大2.8GHz)を、HZ750はCore i7-6500U(2.5GHz/最大3.1GHz)を搭載している。CPUの変更に伴い、GPUもIntel HD Graphics 520に変更している。
CPUとGPUの変更以外の基本仕様は、2015年秋冬モデルと同様となる。ただし、HZ750のSSD容量が128GBから256GBに強化している。
モデル名 | カラー | CPU | メモリ | 画面 | SSD | 実売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
HZ550 | ストームブラック(HZ550/DAB) | Core i5-6200U(2.3GHz/最大2.8GHz) | 4GB | 2560×1440ピクセル (ノングレア) |
128GB(Serial ATA) | 16万9800円前後 |
HZ650 | ムーンシルバー(HZ650/DAS) ストームブラック(HZ650/DAB) |
Core i5-6200U(2.3GHz/最大2.8GHz) | 4GB | 1920×1080ピクセル (タッチ対応) |
128GB(Serial ATA) | 18万4800円 |
HZ750 | ストームブラック(HZ750/DAB) | Core i7-6500U | 8GB | 2560×1440ピクセル (タッチ対応) |
256GB(Serial ATA) | 16万9800円前後 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.