「New XPS 12 2-in-1」徹底検証 驚きを与える4Kディスプレイが魅力の“2in1”タブレットデルが提示する2in1の答え(1/5 ページ)

» 2016年03月11日 06時00分 公開
ココが「○」
・美しい4K表示対応液晶ディスプレイ
・充電端子もディスプレイ出力も兼ねるUSB 3.1 Type-Cポートを2基装備
・第6世代Core M搭載でファンレス設計ながら快適な操作感を実現
ココが「×」
・バッテリー駆動時間が短い
・Folioスリムキーボードが重い
・USB Type-C対応周辺機器以外は変換ケーブル等が必要

先進装備と専用キーボードが特徴のファンレス2in1タブレット

 「New XPS 13」「New XPS 15」と、狭額縁で人気を博しているデル「XPS」シリーズに12.5型ワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載した2in1タブレット「New XPS 12 2-in-1」が加わった。4K解像度に対応する液晶ディスプレイに加え、2基のUSB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3ポート、第6世代のCore Mプロセッサを採用するなど、先進的な装備を多数備えている。さらに標準でキックスタンドとキーボードを備えた「Folioスリムキーボード」が付属しており、デタッチャブルの2in1デバイスとして運用できる点も特徴だ。早速、性能や使い勝手を検証しよう。

デル「New XPS 12 2-in-1」 デル「New XPS 12 2-in-1」

上質感のあるシャープなボディー

 ブラックでシャープなラインが印象的なNew XPS 12 2-in-1のボディーは、素材にマグネシウム合金を採用しており、手に持つとしっかりとした剛性を感じる。裏面は「ソフトタッチペイント」と呼ばれる特殊な仕上げが施され、ラバーのようなしっとりとした感触でありながら、見た目のクドさやベトつきがなく上質感がある。指紋も付きにくく、実に好印象だ。

デル「New XPS 12 2-in-1」 表面の上両端にステレオスピーカーを搭載する。上部にあるインカメラは500万画素。下部にはタッチセンサー式のホームボタンを配置する
デル「New XPS 12 2-in-1」 裏面は特殊なコーティングが施されており、マットな素材にありがちな指紋が目立ちにくく、実に上質感のある仕上げだ。中央には有効800万画素のカメラを備える

 側面のボタンやポート類も、全体のシンプルなイメージを損なわないように実装している。本体サイズと重量は291(幅)×193(高さ)×8(奥行き)ミリで790グラムだが、重量の実測値は700グラムと、公称値よりも随分と軽い。軽量なことは歓迎だが、公称値と大きくズレている点は少し気になる。この実測値を基準にすれば、Surface Pro 4のCore m3モデル(公称約766グラム)よりも薄型で軽量だ。

 本体には電源ボタンと音量ボタンのほか、画面下部にタッチセンサー式のWindowsボタンを搭載。インタフェースは、USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3)ポートを2基、ヘッドセット端子のほか、microSDカードスロット、Webカメラは有効500万画素のインカメラと有効800万画素のアウトカメラを備える。

デル「New XPS 12 2-in-1」 上面中央部の小さな穴はマイクと思われる
デル「New XPS 12 2-in-1」 底面にはキーボードとの接続端子がある
デル「New XPS 12 2-in-1」 右側面。上部に電源ボタン、下部のセキュリティロックスロットはいわゆる「ケンジントンロック」ではなく、Noble locks用だ
デル「New XPS 12 2-in-1」 左側面。上部から音量調整ボタン、microSDメモリーカードスロット(SDXC対応)、USB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3兼用ポート×2(1基は電源オフチャージ対応)、ヘッドセット
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