3月31日午前10時、4型のコンパクトなスマートフォン「iPhone SE」および9.7型「iPad Pro」の販売が始まった。アップルストア表参道の前には始発で来た人を先頭に、発売前から数十人の列ができた。
今回の行列は、2015年9月の「iPhone 6s/6s Plus」発売時と様相がやや異なる。アップルストア前は例年、新型iPhoneを求める行列ができ、お祭り状態だったが、2015年以降、発売日当日は事前予約分の受け取りのみに制限された。それでも6s発売時には、熱心なファンや出勤前に受け取りたい人などを中心に約40人が列をなした。
しかし今回は真逆で、直販サイトApple Storeでの事前予約分はすべて自宅配送のみ。一方アップルストアでは各店舗に在庫があれば、当日来店してもそのまま購入できるようになっている。ストアの対応は2014年以前の販売方法に近い。
またシリーズ史上初めてiPhoneとiPadが同時発売されることから、それぞれ購入したい人が混合して列を作っていたのも大きな特徴である。さらにiPhone SEとiPad Proは本日初お披露目となったため、ハンズオンを目的に来店した人もいたようだ。
ストアスタッフによるおなじみのカウントダウンののち、午前10時、歓声とともにオープン。行列の人々はストアスタッフとハイタッチを交わしながら入店した。
iPhone SEシルバー16GBモデルを購入した男性は、「アプリ開発の仕事をしているので会社用に購入した。4インチは懐かしい感じがする。iPhoneで5万円台は安いと思うし、いろいろな人が買いやすくなるのでは」とコメント。
アップルストア表参道には約1時間滞在したが、入店する人は後を絶たず、おのおのがiPhone SEの使い心地を確かめたり、購入のために列をなしたりしていた。春休み期間中ということもあり、女子学生のグループや家族連れが目立ったのも印象的だった。
なお前述したように、アップルストア各店では在庫があれば当日の購入が可能。iPhone SEと新しいiPad Proをいち早く手に入れたい人は、アップルストアまで急ぐべし!
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