NAS初心者のためのSynologyファイルサーバ使いこなし術個人のファイルはどのフォルダに保存? バックアップは?(1/5 ページ)

» 2016年05月31日 19時30分 公開
[ITmedia]

 NASはLANケーブルを用いて接続するとはいえ、基本的にはファイルを保存するためのHDDそのものであり、PCの内蔵HDDや、USB接続などの外付HDDと同じように利用できる。例えば「data」という共有フォルダを作り、その中にあらゆるファイルを放り込んでいくだけで構わない。実際、このようにしてNASを使っているユーザーは多いはずだ。

 もっとも、すべてのファイルを1つのフォルダにまとめて保存するよりも、ファイルの種類ごとに専用のフォルダに保存したほうが分かりやすい上、NASアプリの機能を使ってスマホから参照したり、メディアファイルを快適に再生したりと活用が容易になる。ファイルの種類に応じたバックアップが取りやすいといった利点もある。

 ここではSynologyのNASキットを例に、NASを快適に使うためのファイル保存術、および大事なファイルをなくさないためのバックアップ術について見ていくことにしよう。「NASを購入したものの、自由度が高すぎてどのように使えばよいか迷ってしまう」という人は是非チェックしてみてほしい。

今回使用するSynologyの「DS216j」。低価格ながら高性能を誇る2ベイのNASキットだ

付属品の一覧。NASキットということでドライブは付属せず、同社の動作確認リストを参考にしながら自前で用意する必要がある

カバーを外してドライブを本体に取り付ける。本製品は2ベイタイプなので上下に2台を取り付ける

組み立てが終わったらカバーを再装着し、ケーブルを接続して電源を入れる

ブラウザに「find.synology.com」と入力して本製品の設定画面にアクセス。画面の手順に従ってインストールを開始する

本製品のOSであるDSM(DiskStation Manager)をダウンロードし、インストールを行う

インストールが完了して再起動したら管理者アカウントの作成を行う。このあと手順に従ってQuickConnectなどの設定も行う

推奨パッケージのインストール。これらをインストールすることで既定のフォルダ(次章以降を参照)が自動生成される

設定完了。「移動」ボタンをクリックするとホーム画面が表示される

ホーム画面。ここから共有フォルダの作成やバックアップの設定、NASアプリの追加などさまざまな操作が行える

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