GeForce GTX 1070カード登場! 盛り上がりのピークはお盆前?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年06月13日 15時32分 公開

GTX 1070カード、オリジナルクーラー搭載モデルも一緒にデビュー!

 6月10日22時、NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 1070」を搭載した各社のグラフィックスカードが販売解禁となった。搭載カードの税込み価格は5万7000円弱から6万5000円弱。発売当時は複数のショップが深夜販売を実施した。

BUY MORE秋葉原本店の入り口

 GeForce GTX 1070は先行して登場したGTX 1080の下位にあたるGPUで、同じくPascalアーキテクチャを採用している。登場したカードの多くはリファレンスデザイン(Founders Edition)だが、玄人志向の「GF-GTX1070-E8GB/BLF」やGALAXの「GF PGTX1070/8GD5 V2」などオリジナルクーラーモデルもみられた。

 コストパフォーマンスも含めてアキバの評判は上々だが、GTX 1080と同じように流通量の少なさを嘆く声も多い。BUY MORE秋葉原本店は「GTX 1080に比べれば多少は買いやすいかと思いますが、それでも潜在ニーズに全然足りないですね。これからGTX 1080も含めて人気ブランドのオリジナルクーラーモデルが続々と出てくるので、あわせて潤沢になっていくことを期待したいです」と話していた。

玄人志向のGTX 1070カード。Foundersタイプとオリジナルクーラータイプが同時に登場した

BUY MORE秋葉原本店が深夜販売で売り出したGTX 1070カードのラインアップ。GTX 1080にくらべてわずかに多かった

 実際、GTX 1080のオリジナルクーラーモデルはすでに先週登場している。GIGABYTEの「GV-N1080G1 Gaming-8GD」で、税込み9万7000円前後。若干数が出回ったもののまもなく売り切れ、取材時はどこも再入荷待ちとなっていた。

 また、今週末にはMSIから独自クーラー「TWIN FROZR VI」を搭載した「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」が売り出される予定で、ASUSTeKも3連ファンを搭載した「STRIX-GTX1080-08G-GAMING」を月末に投入する計画を表に出している。

ドスパラ パーツ館の入り口に貼られた「GV-N1080G1 Gaming-8GD」のPOP

 これから徐々に新世代ハイエンドカードのラインアップが充実するのは確実だが、潤沢化する時期はまだ読めない。ただ、希望込みで夏休みシーズンには環境が整うとみるショップが多かった。

 TSUKUMO eX.は「夏休み前半からお盆にかけては地方からも多くの人が訪れるので、代理店もそれまでに万全の体制を整えたいでしょうからね。遅くともお盆前にはピークを迎えていてほしいです。さらに理想をいえば、(AMDの次世代ハイエンドGPUである)『Radeon RX 480』搭載カードも潤沢に揃っているとうれしいです」と語っていた。

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