故郷の両親に5TB(1TB+4TBクラウド)のHDDを! ASUSTORで作るプライベートクラウド破損に備えて予めデータの複製を行います!(3/5 ページ)

» 2016年08月29日 15時14分 公開
[瓜生聖ITmedia]

3、ASUSTOR NASをインターネット経由で特定できるようにする

 ITmediaのサイトはwww.itmedia.co.jpと指定することでインターネットのどこからでもアクセスできる。実際にはwww.itmedia.co.jpのようなホスト名+ドメイン名で表されるFQDNがDNSによってインターネット上でユニークなIPアドレスに変換される。IPアドレスを直接指定するのも一つの方法ではあるが、家庭で利用されているインターネット接続サービスではIPアドレスが固定されていないことが多い。その場合、ルーターを再起動したり、再接続したりするとIPアドレスが変わってしまうことがある。継続的な利用には永続的に指定できる方法が望ましい。

 ASUSTOR NASでは二つの方法が用意されている。一つはASUSTORによるクラウドIDで指定すること。

 ASUSTOR IDはASUSTOR NASの初期インストール中に登録するようになっているが、スキップした場合には設定>登録から登録を行う。ASUSTOR IDをすでに持っている場合はここでメールアドレスとパスワードを入力、まだ持っていない場合は「これは私の初めてのASUSTOR製品であるため、ASUSTOR IDを持っていません」にチェックを入れる。

ASUSTOR IDが未設定の場合は設定>登録を選択。ASUSTOR ID未登録の場合は「NASの登録」ダイアログが開く。ASUSTOR IDを持っている場合はここでメールアドレスとパスワードを入力

ASUSTOR IDをまだもっていない場合はここで登録を行う。必要事項を記入して「終了」をクリックすれば登録完了

次に設定>簡単アクセスからクラウド接続タブを開き、「クラウド接続を有効にする」にチェックを入れて「適用」をクリック

他のユーザーに利用されていないクラウドIDを指定すればアクセス可能になる

 もう一つはダイナミックDNS(DDNS)だ。通常、DNSの各レコードには1日程度の有効期限が設定されており、前回の問い合わせから1日以内であれば前回の内容をそのまま利用する。これによって問い合わせの頻度が減らせる半面、IPアドレスの急な変更に対応できないというデメリットもある。ダイナミックDNSはこの有効期限を短くして、IPアドレスの変更にすばやく追従できるようにしたものだ。そのため、IPアドレスが変更された際には速やかに設定を変更する運用が必要となる。

 ASUSTOR NASではいくつかのDDNSサービスをサポートしており、一定間隔で自身のIPアドレスをチェックし、変更されていた場合には自動的にDNS設定を変更することができる。

DDNSプロバイダとして利用できるものは多い。日本のDynamicDo!.jpも利用可

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月10日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  3. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  4. M4チップ登場! 初代iPad Proの10倍、前世代比でも最大4倍速くなったApple Silicon (2024年05月08日)
  5. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. iPad向け「Final Cut Pro 2」「Logic Pro 2」登場 ライブマルチカム対応「Final Cut Camera」アプリは無料公開 (2024年05月08日)
  9. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
  10. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー