iPhoneで子どもやペットなど動きのある被写体を撮影する際、シャッターボタンを長押しして撮影する、いわゆる連写機能が便利だと言われています。しかし、あの「カシャシャシャシャシャ!」という派手なシャッター音が気になり、あまり外では使いたくない人も多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、最新のiOS 11でサポートされた「Live Photosの編集機能」です。Live Photosとは、シャッターを切った前後1.5秒ずつ、計3秒の映像と音を記録する写真機能のこと。iPhone 6s/6s Plus以降の標準カメラアプリで使うことができます。
例えばこの写真、カメラロールでは口を閉じたショットですが、画面をグッと強めに押すと、Live Photosが動いて口を開けていることが分かります。
そこで右上の「編集」ボタンをタップ。画面下の「キー写真」を選べるバーを使い、前後のフレームから好きな瞬間を選びます。ビデオの編集と同じように、シーンを左右にスライドさせることで、お気に入りのショットを簡単に選び直せるようになりました。
あとは「キー写真に設定」を押して編集を完了するだけ。動画を切り出す形になるため、連写モードで撮った写真よりも多少人物の描写は甘くなりますが、カメラロールで見たりSNSにアップしたりするくらいならこれでも十分です。
なお、新画像フォーマット「HEIF」で撮影すると、静止画とLive Photosの画像容量がほとんど変わりませんでした。つまりLive Photosだからと容量を気にすることなく、写真感覚で気軽に撮れるようになったということ(HEIFと新動画フォーマットのHEVCは、iOS 11を搭載したiPhone 7以降の機種で撮影可能)。
HEIFに対応するiPhone 7以降のユーザーであれば、今後はデフォルトでLive Photosをオンにしておいたほうが便利かもしれません。なぜか毎回タイミング悪く、半目のショットになる人っていますよね。そんなときもとりあえずLive Photosで撮っておき、あとから編集したほうがいい表情が残せそうです。シャッター音もうるさくないし。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.