G-Tuneに重箱サイズの超小型ゲーミングマシンが登場!! 「NEXTGEAR-C」徹底レビュー容積1.97L!?(1/3 ページ)

» 2017年10月20日 18時33分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]

 「G-Tune NEXTGEAR-C」は、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」に加わった超小型のゲーミングデスクトップPCだ。容積わずか1.97Lの小型ボディーにCore i7-7700HQとGeForce GTX 1060(3GB)を搭載し、本格的にPCゲームを楽しめる。

 同社の直販サイトでは、メモリとストレージなどが異なる4種類のベースモデルが用意されている。今回は、SSDとHDDを搭載するデュアルストレージモデル「ic100BA1-SP」を評価機として入手した。性能や静音性など、実力を検証しよう。

「G-Tune NEXTGEAR-C」は、容積約1.97リットルの超小型ゲーミングデスクトップPC。NVIDIA GeForce GTX1060を搭載し、ゲームが快適に楽しめる性能を持つ

洗練されたデザインの超小型ボディー

 超小型ボディーの具体的なサイズは、約158(幅)×143(奥行き)×87(高さ)mmだ。容積を計算すると約1.97L、重量は約1.6kg。手のひらからははみ出すので“手のひらサイズ”という表現は適切ではないだろうが、2段式の弁当箱、重箱のような感じだろうか。

直販店の店頭で購入し、そのまま持ち帰ることができる取っ手付きの箱。ゲーミングPCとは思えない小ささだ

 デザインはG-TuneのノートPCシリーズのイメージを継承しているが、より洗練されている印象を受ける。シャシーは四角柱に近い六角柱で、サイドにあたる部分は通気口がデザインされている。シャープなラインで構成したトップカバーの意匠も印象的。近未来SF的な雰囲気を醸し出している。

ボディーサイズは約158(幅)×143(奥行き)×87(高さ)mm。ゲーミング性能とコンパクトボディーを両立している

シャープなラインで構成した六角柱のボディーはG-TuneのノートPCシリーズのイメージを継承している。近未来SFの宇宙船、あるいは基地のような雰囲気もある

側面には排気口がデザインされている。開口部からは大きなヒートシンクが見える

電源は内蔵しておらず、同梱のACアダプターで駆動する。実測のサイズは約75(幅)×155(奥行き)×30(高さ)mm(突起部のぞく)だった。出力仕様はは180W(19.5V/9.23A)

USB 3.0 Type-C、3系統のディスプレイ出力など豊富なインタフェース

 コンパクトなサイズの本機だが、インタフェースは豊富だ。前面には2基のUSB 3.0(1基は電源オフチャージ対応)、SDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)を装備する。また、背面にはType-CのUSB 3.0を1基、Type-AのUSB 3.0を2基、さらにUSB 2.0を4基とUSBデバイス。ディスプレイ出力もHDMIを2基、DisplayPortと3系統を備えており、マルチディスプレイを使いたいニーズにも応える。

 通信機能は1000BASE-T対応有線LANに加え、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応(433Mbps)の無線LANとBluetooth V4.2+LEのコンボモジュールも搭載している。BTOではより高速なIEEE802.11a/b/g/n/ac(867Mbps)対応無線LANとBluetooth V4.2+LEのコンボモジュール(Intel Dual Band Wireless-AC 8265)も選べる。

 また、背面にはセキュリティロック・ポート(ケンジントンロック)も備えており、汎用のワイヤーケーブルを使って机などに固定し、盗難を防止できる。小ささを生かしてイベントでのデモンストレーションなどに使う用途にも安心して活用できる。

赤い電源ボタンの脇には白色LEDのパワーランプがある。2基のUSB 3.0ポート、SDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)もある

背面はType-CのUSB 3.0をはじめ、多数の端子を備える。ディスプレイ出力もDisplayPortが1基にHDMIが2基と合計3系統を備える。なお、もう1基カバーで隠れたHDMIもあるがそれは無効にされている。セキュリティロック・ポート(ケンジントンロック)もあるのでデモ用など公共の場に持ちだして使う用途でも安心感が高い

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