Cortanaスピーカーが来て、Kinectは去る 2017年秋のWindowsエコシステム更新鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/3 ページ)

» 2017年11月01日 09時00分 公開

 Windows 10大型アップデート「Fall Creators Update(1709)」の配信開始に「Surface Book 2」の発表と、大きなトピックが続いたMicrosoft。一方、トレンドの移り変わりが早いIT業界では「来るものあれば去るものあり」ということで、秋は新旧交代のシーズンにもなっている。

Microsoft Store 米Microsoft直営店のMicrosoftストアに展示されていた「Cortana」搭載スマートスピーカーの「Invoke」と、HPのWindows Mixed Reality対応VR HMD

Cortana搭載スマートスピーカー「Invoke」が米国で販売開始

 まずは「来るもの」の話題から。

 MicrosoftがWindows 10標準の音声対応アシスタント「Cortana」を搭載したIoTデバイス、特にスマートスピーカーの話題に初めて公式に言及したのは、2016年12月に開催したイベントのWinHEC Shenzhenだった。同月には、Harman Kardonと提携してCortana対応スマートスピーカーのティーザー広告を出し、これは後に「Invoke」という製品名であることが判明している。

 翌2017年5月に開催したイベントのBuild 2017では、同プラットフォームにおけるCortanaの機能拡張である「Cortana Skill」の開発をデベロッパーらに呼び掛けたが、肝心のInvokeは音沙汰がない状態が続いていた。

 そんなInvokeだが、米国でホリデーシーズン商戦を直前に控えた10月22日の日曜日、ついに販売が始まった。米Microsoft直営店のMicrosoftストアでも展示が始まっている。実際、筆者が米カリフォルニア州サンフランシスコ市内のWestfield San Francisco CentreにあるMicrosoftストアを訪れた際、展示を確認できた。

Microsoft Store Westfield San Francisco Centre内のMicrosoftストア

 同店では入口付近に「Cortana intelligence. Harman Kardon sound.」と書かれた台が置かれ、HPによるWindows Mixed Reality(MR:複合現実)対応のVR(仮想現実) HMD(ヘッドマウントディスプレイ)とともに展示されていた。裏には「Experience the future today(未来を今日体験しよう)」のキャッチコピーが掲出されており、「PCやスマートフォンではない未来のデバイス」的な扱いだ。

Microsoft StoreMicrosoft Store Harman KardonのInvokeは199.99ドル(税別)だ(写真=左)。展示されていたWindows MR対応VR HMDとコントローラーはHPブランドのものだった(写真=右)
Microsoft StoreMicrosoft Store 展示コーナー背面には「Experience the future today(未来を今日体験しよう)」のキャッチ(写真=左)。店内には「Surace Book 2」の予約開始日を予告するポスターもあった(写真=右)

 筆者が来店したときは、他のPCやゲームの体験コーナーに比べると来店者の注目度はいまひとつという印象だったが、今後は新たな展開に注目したい。MicrosoftはAmazon.comとの提携でCortanaとAlexa(Amazonの音声対応アシスタント)の相互乗り入れを発表しており、2017年内にこれを実現する予定だ。

 これにより、Invoke自体の販売数が伸びなかったとしても、スマートスピーカー市場で先行する「Amazon Echo」シリーズなどAlexa対応デバイスを通じてCortanaの活用も広がり、市場での認知拡大につながることが期待される。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  7. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年