自宅をまるっとIoT化できて2.5万円 「mouse スマートホーム」は買い?(3/5 ページ)

» 2017年12月15日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

プラグやLEDライトと連携できる「モーションセンサー」

 mouse スマートホームには、家電を直接操作する機器と組み合わせて使えるセンサーも用意されている。

 モーションセンサーは、赤外線を使って人の動きなどを検知する製品だ。スマホに通知を送信できるだけでなく、前述のスマートプラグやスマートLEDライトと組み合わせて、人の動きを検知すると自動的に電源をオンするといった使い方が可能だ。

 本体サイズはやや大きいが、これは両面テープで壁面に固定した後、角度が自由に変えられるようにボールジョイントが根元に備わっているため。この構造により、固定した後でも角度調整の自由度が高い。センサーの感度も設定画面から調整できるので、使い方に応じた細かいカスタマイズが可能だ。

sk01 「モーションセンサー」は直線9m、左右120度の動きを検知する
sk01 両面テープなどで壁面に固定する。固定後も角度の変更は容易だ
sk01 電池は1/2AAサイズと呼ばれるやや特殊なタイプ
sk01sk01 スマホアプリでのモーションセンサーとドアセンサーの設定は、家電製品と別のタブにまとめられている(画像=左)。ピンを使ってモーションセンサーとルームハブでBluetoothのペアリングを行う(画像=右)
sk01sk01 モーションセンサーが動きを検知すると、このようにスマホのアプリに通知が飛んでくる(画像=左)。あまりに反応が敏感すぎるようであれば、設定画面で感度を変更してやるとよい(画像=右)。通知自体をオフにもできる
sk01 スマートシナリオ機能を使えば、モーションセンサーの反応でプラグの電源を入れたり、スマートLEDライトをオンにしたりができる

 やや気になるのは、後述のドアセンサーもそうだが、ルームハブとの接続方法がBluetoothであること。あまり距離が離れていると、Bluetoothの信号が届かない可能性がある。ルームハブ1台に対して接続可能なモーションセンサーの台数が1台であることからして、あまり大規模な導入は想定していないようだが、設置場所はよく検討すべきだ。

ドアや窓の開閉を検知する「ドアセンサー」

 ドアセンサーは、その名の通りドアに取り付けて開閉を検知する機器で、2つのパーツの距離が離れれば「開いた」と見なされて通知される。前後に開くドアでも、左右に開くドアでも、どちらにも対応できる。

 用途として考えられるのは、ドアの開閉と連動させて前述のLEDライトをオンにするなど、スイッチレスでの使い方が1つ。またドアの開閉イコール在室と見なし、離れた場所から自宅内の子供や高齢者の安否確認に使う用途も考えられる。侵入者を検知する防犯用途での利用も考えられるが、こちらは前述のモーションセンサーの領分だろう。

sk01 「ドアセンサー」はドアに取り付けて開閉を検知する
sk01 こちらも電池は1/2AAサイズと呼ばれる特殊なタイプ
sk01 ドアとその枠の両方に取り付け、距離が離れると反応する仕組み。取り付けは面ファスナー付きの両面テープで行う
sk01sk01 ピンを使ってBluetoothのペアリングを行う(画像=左)。開いた際の通知に加えて、一定時間ドアが開放されたままだと通知する機能も備える(画像=右)
sk01sk01 ドアオープンを検知するとこのように通知(画像=左)。モーションセンサーと同様、こちらもスマートLEDライトなどと組み合わせた運用が可能だ(画像=右)

 1つのルームハブに対して認識できるドアセンサーは最大3個となっている。一般的な家庭であれば3個もあれば十分だろうが(前述のようにBluetoothでの通信なので、離れすぎると信号が届かない可能性がある)、それ以上の数を取り付けたい場合は、ルームハブ自体の数を増やして対応することになる。

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