レビュー
» 2018年05月31日 16時09分 公開

モバイルユーザー待望! ファンレス&LTEの「Surface Pro LTE Advanced」を試す (1/3)

Cat.9対応モデムを内蔵し最大450Mbpsのモバイル通信が行える「Surface Pro LTE Advanced」はデタッチャブル2in1の決定版か?

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

 日本マイクロソフトの2in1デバイス「Surface Pro」の個人向けラインアップにLTE対応モデル「Surface Pro LTE Advanced」が加わり、2018年4月から販売が開始されている。現行の第5世代(2017年)モデルをベースに、LTE Advanced、LTE Cat.9対応モデムを内蔵し、理論値で最大450Mbpsのモバイル通信を行える。評価機を入手したので、パフォーマンスや使い勝手を検証していこう。

2018年4月からコンシューマ向けSurface Proのラインアップに加わったLTEモデル「Surface Pro LTE Advanced」。LTE Advanced、LTE Cat.9対応モデムを内蔵する

キックスタンド+Type Coverによる洗練された2in1スタイル

 Surface Proは、タブレットとしてもノートPCとしても活用できる2in1デバイスとして揺るぎない地位を築いている。

 本体であるタブレットスタイルのボディーにキックスタンドを搭載して自立でき、マグネット着脱できるカバーキーボード(Type Cover)を使うことで、タブレットスタイルでもノートPCスタイルでも活用できる。このように、タブレット部分とキーボード部分を分離・合体してスタイルを切り替える方式は「デタッチャブル型」と呼ばれる。

 本製品は5世代目にあたる製品だが、この機能性と見た目の美しさを兼ね備えたスタイル、マグネシウム合金を採用した質感の高さが、強く支持されている。

 ボディーサイズは、292.1(幅)×201.42(奥行き)×8.45(高さ)mm、公称値の重量は約770g(Core i5搭載モデル)だが、実測重量は798gだった。公式のスペックが公開された段階でLTEモデルは存在していなかったので、LTE機能の分わずかに重くなっているのだろう。それでも800g以下で、軽々と持ち運べる重さだ。

 なお、ACアダプターの実測サイズは約90×50×22mm、実測重量は約220g(ケーブル込み)だった。出力は44W。Surface Connectで15V/2.58A(約39W)、給電専用の5V/1A(5W)のUSBポートがある。

ボディーは他の第5世代Surface Proと共通だ。キックスタンドで自立する機能性と見た目の美しさを両立している。本体とマグネットで着脱できる画面カバー兼キーボード「Type Cover」は別売り。実測では約303gだ。実測キーピッチは約19mm。打鍵感も上々だ。パームレストは「Alcantara」と呼ばれる素材が使われている。スエードに近い手触りと強い耐久性が特徴だ。キーボードバックライトも装備している
マグネシウム合金の質感を生かした独特の表面仕上げが施されている。ベトつかずサラリとしていながら微妙にしっとりとした感触もあって手になじむ。指紋も付きにくい一流の仕上げだ
インカメラは500万画素、アウトカメラは800万画素。インカメラはWindows Helloの顔認証に対応したIRカメラを内蔵する
第5世代からキックスタンドの角度は最大165度まで、大きく開けるようになった

LTE Advanced対応SIMフリーLTEモデムを内蔵、eSIMも搭載

 通信機能として、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LANとBluetooth 4.1に加えて、4G LTEモデムを内蔵する。LTEとの互換性を保ちつつ拡張した「LTE Advanced」に対応し、複数の周波数を同時に利用して通信を行う「キャリアアグリゲーション(CA)」により最大450Mbpsでの通信が可能だ。

 LTEモデムはSIMフリー仕様。キックスタンドの内側に搭載するNano SIMカードスロットに差したSIMカード、またはeSIMで利用できる。eSIMはプロバイダーによってSIMカードを交換する必要がなく、ソフトウェアでプロバイダーを切り替えられる新しい仕組みだ。標準のプロバイダーは「Cellular Data by Transatel」が設定されている。

 今回はNano SIMスロットに楽天モバイル(NTTドコモのMVNO)のSIMを差して利用してみたが、APN設定を手動で入力することで問題なく利用できた。

物理SIMが「SIM1」、eSIMが「SIM2」として認識されており、切り替えて使う
eSIMは、標準ではデフォルトではプリペイドの「Cellular Data by Transatel」に設定されている
「Cellular Data by Transatel」の利用権はWindowsストアからオンラインで購入できる
Nano SIMスロットに楽天モバイルのSIMを差して使ってみた。手動でのAPN設定は必要だが問題なく利用できた
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう