ブラザー、従来比16倍の大容量インク搭載プリンタ「ファーストタンク」発表

» 2018年09月04日 15時20分 公開
[井上輝一ITmedia]

 ブラザー販売は9月4日、一度のインク交換で約6000枚のA4モノクロ文書を印刷できる、インクジェットプリンタ「PRIVIO」(プリビオ)シリーズの新モデル「ファーストタンク」5機種を発表した。

 ファーストタンクモデルは、標準機種と比べてブラックでは約16本分、カラーでは約10本分のインクを1本のカードリッジに収めている。そのため、従来モデルに比べてインク交換の手間が減るとしている。

 また、カードリッジからインクを注入する「サブタンク」も搭載。カードリッジ内のインクを使い切ってもサブタンクからインクを使用することで、約200枚印刷を続けられる。インク残量は本体の画面上で分かる他、カードリッジを透明にしたことで肉眼でも確認できるようになった。

使用前の満タンなインクカードリッジ(左)と空になったインクカードリッジ(右)

 大容量インク、大量印刷に向くモデルとして、保証サービスも充実させる。購入日から1年間のメーカー保証の他、1年後から3年後までの2年間で1度だけ使える無償修理サービスも提供する。

「大容量インクを市場全体で盛り上げたい」

三島勉代表取締役社長

 ファーストタンクモデルの発表会には、同社の三島勉代表取締役社長が登壇。年賀状などの需要が減少していることから「プリンターの市場は決して楽観視できない」としつつも、「2016年に市場に登場した『大容量タンク』モデルが2017年には販売台数が3倍になった」と、市場の成長ポテンシャルを指摘。

 同社も2016年8月に大容量タンクモデルを出したが、競合他社と比べるとランニングコストが高い、インクカードリッジの交換頻度が高いなどの課題があったという。

 新たに立ち上げた「ファーストタンク」モデルでは、こうした課題を克服。「大容量タンクを市場全体で盛り上げていきたい」(三島社長)と意気込んだ。

A3印刷対応機種

 ファーストタンクモデルのうち、A3印刷に対応するのが「MFC-J6999CDW」「MFC-J6997CDW」「HL-J6000CDW」の3機種。いずれも印刷スピードはA4モノクロで毎分22枚、A4カラーで毎分20枚。ランニングコストはA4モノクロで約0.7円、A4カラーで約3.7円。

 MFC-J6999CDWは両面プリント、両面同時スキャン、50枚までのADF(自動原稿送り)、ファクス、有線&無線LANを搭載。最大給紙枚数は850枚で、同モデルの中では最大。市場想定価格は10万8000円前後(税別、以下同様)。

 MFC-J6997CDWの機能はMFC-J6999CDWと変わらないが、最大給紙枚数は600枚。市場想定価格は9万円前後。

 HL-J6000CDWに載る機能は両面プリントと有線&無線LANのみ。最大給紙枚数は600枚。市場想定価格は6万円前後。

 いずれも発売日は2018年11月。

A4印刷対応機種

 A4印刷に対応するのが「MFC-J1500N」「DCP-J988N」の2機種。いずれも印刷スピードはA4モノクロで毎分12枚、A4カラーで毎分10枚。ランニングコストはA3対応機種と同様。

 MFC-J1500Nは両面プリント、20枚までのADF、ファクス、有線&無線LANを搭載。最大給紙枚数は150枚。市場想定価格は4万円前後。

 DCP-J988NはMFC-J1500Nからファクス機能を省いたモデル。市場想定価格は3万5000円前後。

 いずれも発売日は2018年9月中旬。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  7. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年