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» 2018年09月19日 17時15分 公開

アクロニスが「Acronis True Image 2019」を発売 ブート可能なバックアップディスクの作成が簡単に

アクロニスのデータバックアップソフトウェアの最新バージョンが登場。ブート可能なバックアップディスクの作成を簡単に作成できるようになった他、USBディスクを接続すると自動的にバックアップを開始する機能などを追加した。

[井上翔,ITmedia]

 アクロニス・ジャパンは9月19日、個人向けデータバックアップソフトウェア「Acronis True Image 2019」のダウンロード版を発売した(パッケージ版は10月21日発売予定)。スイスAcronisの設立15周年を記念する製品で、外付けディスクに対するバックアップ機能やMac(macOS)対応の強化を図っている。スタンダード版・パッケージ版の標準販売価格は5480円(1台ライセンス)〜1万980円(5台ライセンス)で、アカデミック版(1台ライセンスのみ)やアップグレード版も用意する。クラウドストレージ付きの「Advanced」「Premium」もサブスクリプション(年間契約)形式でダウンロード版限定で提供する。

(記事中の価格は全て税込

Acronis True Image 2018のパッケージ版(左から1台用、5台用、3台用)
大岩憲三社長と古館與章リージョナルプロダクトマネージャ 発表会に登壇した大岩憲三社長(右)と古館與章リージョナルプロダクトマネージャ(右)

主な新機能・改善点

 Acronis True Imageは、ディスクの“完全複製”に対応するバックアップソフト。16代目となる今回のバージョンでは、前バージョンと比較して主に以下のような新機能や機能改善が図られている。

「Acronis Survial Kit」の搭載(Windows/Mac対応)

 起動ディスク(システムパーティション)を丸ごと保存したバックアップファイルを空のディスクなどに復元する場合、従来バージョンではシステム起動用の「ブートメディア」を別途用意する必要があった。ブートメディアとバックアップディスクは1台にまとめられるものの、ユーザーにある程度の知識を要求される。

 今回のバージョンでは、ブートメディア機能を持ったバックアップディスクを作成する「Acronis Survial Kit」という機能を新たに追加。これにより、ユーザーに知識がなくても、起動から復元まで行えるバックアップディスクを作れるようになる。

 この機能を使って作ったバックアップディスクは、後述する「USBディスクへの自動バックアップ」でも利用可能だ。

Acronis Survial Kit Acronis Survial Kitの機能概要

「Acronis Active Protection」の機能強化(Windows/Mac対応)

 前バージョンから搭載されたAI(人工知能)ベースのランサムウェア攻撃の検知・遮断機能「Acronis Active Protection」は保護範囲が拡大し、接続中のネットワーク共有フォルダやNASも保護できるようになった

USBディスクへの自動バックアップ機能の搭載(Windows/Mac対応)

 以前のバージョンからあるスケジュールバックアップ機能に、「USBディスクをつないだら自動バックアップ」という設定が追加された。

 これを有効にしておくと、指定したUSBメモリやUSBハードディスク・SSDを接続すると自動的にバックアップが始まる。

自動バックアップ スケジュールバックアップのタイミングに「USBディスクの接続」が追加された

バックアップクリーンアップ機能の搭載(Windows/Mac対応)

 ディスクに保存した≪古いバージョン(世代)のバックアップファイルを選択削除できる機能が追加された。これにより、ディスクの容量を節約できるという。

 ただし、Advanced・Premiumエディションで提供されるクラウドストレージに保存されたファイルについては対象外となる。

クリーンアップ機能 古い世代のバックアップデータを選択削除できる機能が追加

起動中のディスクに対するクローン作成(Mac版)

 Mac(macOS)で起動ボリューム(ディスク)をクローニング(複製)する場合、前バージョンではシステムの停止・再起動が必要だったが、今回のバージョンではOSを通常稼働させつつ起動ディスクをクローニングできるようになった。

 なお、Windows版では従来から起動ボリュームに対するクローニングをサポートしている。

起動中でもクローニング Macでも再起動なしで起動ボリュームをクローニングできるようになった

ライセンスと価格

 Acronis True Image 2018の標準販売価格(ライセンス料金)は以下の通り。モバイルデバイス(スマートフォン・タブレット)のデータバックアップは、ライセンスにかかわらず台数無制限で行える

パッケージ版/スタンダード版(買い切りライセンス)

 パッケージ版とスタンダード版(Webダウンロード)は、買い切りライセンス形態となる。将来のバージョンアップには「バージョンアップ版」を購入することで対応できる。クラウドバックアップ(オンラインストレージへのデータ保存)や、それに付帯するサービスは利用できない

  • 1台ライセンス:5480円/3280円(アカデミック版、アップグレード版)
  • 3台ライセンス:8780円/6580円(アップグレード版)
  • 5台ライセンス:1万980円/8780円(アップグレード版)
パッケージ グローバル版(右)と日本版(左)のパッケージを手にする大岩社長。日本の市場環境を踏まえて、あえて日本版では日本語による説明を増やした独自パッケージにしたという

Advanced版(年間サブスクリプションライセンス)

 Acronis True Image 2019 Advancedは、1年契約のサブスクリプションライセンスで、Webダウンロード版のみ提供される。契約を継続している限り、バージョンアップは無償で行える。

 スタンダード版の機能に加えて、250GBのクラウドバックアップストレージとエンドツーエンド暗号化、SNS(Facebook、Instagram)のデータバックアップ機能を利用できる。

  • 1台ライセンス:5480円/年
  • 3台ライセンス:8780円/年
  • 5台ライセンス1万980円/年

 クラウドバックアップストレージは、年額2200円の追加で500GBに増量可能だ。

Premium版(年間サブスクリプションライセンス)

 Acronis True Image 2019 Premiumは、1年契約のサブスクリプションライセンスで、Webダウンロード版のみ提供される。契約を継続している限り、バージョンアップは無償で行える。

 スタンダード版の機能に加えて、1TBのクラウドバックアップストレージとエンドツーエンド暗号化、SNS(Facebook、Instagram)のデータバックアップ機能、ファイルのブロックチェーンによる証明(未改ざん証明)やファイルに対する電子署名の添付を利用できる。なお、ライセンス料に2200円加算すると、クラウドバックアップストレージが500GBに増量される。

 クラウドバックアップストレージの増量が必要な場合、年額の追加料金を支払うことで増量できる。容量ラインアップと料金は以下の通り(容量は増量後のもの)。

  • 2TB:3980円/年
  • 3TB:7960円/年
  • 4TB:1万1940円/年
  • 5TB:1万5920円/年

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