プロナビ

デュアル4Kディスプレイ搭載ノートPC「ZenBook Pro Duo」が日本上陸 約36万円から

» 2019年08月20日 18時05分 公開
[井上翔ITmedia]

 ASUS JAPANは8月23日、ハイエンドノートPC「ZenBook Pro Duo UX581GV」を発売する。CPUなどのスペック差から2モデル用意しており、想定販売価格はCore i7-9750H(2.6G〜4.5GHz)を搭載する下位モデルが36万1500円、Core i9-9980HK(2.4G〜5GHz、8コア12スレッド)を搭載する上位モデルが46万6500円(共に税別)となっている。

ZenBook Pro Duo UX581GV ZenBook Pro Duo UX581GV

デュアル4Kディスプレイ搭載

 ZenBook Pro Duoは、ASUSのプレミアムノートPC「ZenBook(ゼンブック)」シリーズのフラグシップモデルという位置付けとなる。本体の正面だけではなく、基部にもディスプレイを搭載していることが大きな特徴だ。

 メイン(正面)ディスプレイには、グレア(光沢)加工の3840×2160ピクセル有機ELを搭載している。コントラスト比は10万:1で、映像の明暗が非常にはっきりとしている。色域のカバー率はDCI-P3基準で100%、sRGB基準で103%となっており、色再現性も非常に高い。

 サブ(基部)ディスプレイには、ノングレア(非光沢)加工の3840×1100ピクセル液晶を搭載している。このディスプレイは「ScreenPad Plus」と名付けられており、セカンドディスプレイとして使える他、専用アプリケーションを使った各種操作や付属の「ASUS Pen」を使ったペン入力(筆圧は1024段階で検知可能)にも対応する。

 メインとサブの両ディスプレイは共にタッチ操作にも対応している。

デュアル4Kディスプレイ 世界で初めて、横解像度が4K(3840ピクセル)のディスプレイを2枚搭載
ライブペインティング メインディスプレイに写真を表示しつつ、ScreenPad Plus(サブディスプレイ)で絵を描いていくデモ。メインディスプレイには全体プレビューも表示されている
ASUS Pen 本体には「ASUS Pen」が1本付属する

その他のスペック

 CPUは先述の通り、下位モデルがCore i7-9750H、上位モデルがCore i9-9980HKを搭載している。外部GPUとしてNVIDIAの「GeFore RTX 2060」(ビデオメモリ6GB、Optimus対応)も搭載しており、「PCゲームをしながらのライブ実況も余裕でこなせる」(担当者)。OSは下位モデルが「Windows 10 Home」、上位モデルが「Windows 10 Pro」をプリインストールする。

 メインメモリは32GB(DDR4-2666)で、交換や増設はできない。SSDはPCI Express接続(NVMe規格)で、容量は下位モデルが512GB、上位モデルが1TBとなる。

 キーボードは本体基部の下端にあり、日本向けモデルでは日本語配列となる。パームレストは本体とは別体で付属する。タッチパッドはテンキー機能も備える「NumberPad 2.0」で、タッチパッドとして操作しているのかテンキーとして操作しているのか自動判別する機能も用意している。

キーボード回り キーボードは本体基部の下端にある。手前にあるパームレストは本体とは別体で、付属品として用意される

 インタフェース類は本体左側面に電源端子、HDMI出力端子とUSB 3.1 Type-A端子を、右側面にThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子、イヤフォンマイク端子とUSB 3.1 Type-A端子を備える。Thunderbolt 3端子はDisplayPort出力にも対応している。

 Wi-Fi(無線LAN)はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の他、IEEE 802.11ac/a/b/g/nにも対応。Bluetooth 5.0も利用できる。

左側面 左側面
右側面 右側面

 ボディーサイズは359.5(幅)×246(奥行き)×24(高さ)mmで、重量は約2.5kg。バッテリーは8セルのリチウムポリマーで、満充電からの駆動時間は下位モデルが約5.5時間、上位モデルが約5.3時間(JEITA 2.0基準)となる。

本体の分解モデル 本体の分解モデル

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー