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iPhoneとビジネスのミライ:法人向けiPhoneマーケット最新動向――なぜ、“ビジネスでiPhone”なのか? (1/2)

2009年夏にiPhone 3GSが登場して以来、生産性の向上や業務の効率化を目指して導入する企業が増えている。スマートフォン元年といわれる2010年、iPhoneの法人活用はどのような広がりを見せるのか。

 「iPhoneとビジネスのミライ」と題したこの連載では、法人向けのiPhoneアプリケーション開発、ソリューション提供を主軸とする「法人向けiPhone総合サービス」を提供し、iPhoneのビジネス活用を目的としたポータルサイト「iPhone Business Paradise」を運営するジェナ代表取締役の手塚康夫氏が、iPhoneを中心とした法人向けスマートフォン市場の最新情報を解説する。

iPhone導入企業、続々――ビジネスで本格活用する時代に

Photo 導入企業が増え始めたiPhone 3GS

 2010年3月1日、ユニクロで有名なファーストリテイリングが東京本部の移転にあわせ、iPhone 3GSを1200台導入した。この不況下で快進撃を続ける企業が導入を決めたとあって、iPhoneのビジネス活用に興味を持った人も多いのではないだろうか。同日には、ソフトバンクBBが法人向けに、iPhone端末内のデータを遠隔から消去できるようにする「リモートワイプサービス」をリリースするなど、法人向けiPhone市場では話題にこと欠かない日々が続いている。

 2009年夏のiPhone 3GS登場以来、法人向けiPhone市場は急速に成長し始め、導入する企業や団体が続々と増えている。「iPhoneはビジネスで使えない」――。そう言われた時代は終わり、「iPhoneをビジネスで本格活用する」時代が到来したのだ。

 なぜ、iPhoneをビジネスで活用する企業が増えているのか――。Webやメールにすばやくアクセスできる点、サクサクと動作する点、ビジネスで活用できるアプリが豊富な点などに加え、“法人活用の基本”ともいえるメールやスケジュールなどのPIM(Personal Information Management)機能とデータの同期手段を標準でサポートしている点も理由として挙げられるだろう。

 iPhoneでは、Exchange ActiveSyncと同期することで、Exchange上のメール/連絡先/カレンダー情報をiPhone標準のメール/連絡先/カレンダーアプリから利用でき、同様の仕組みでLotus Notes/Domino 8.5.1が提供する「Lotus Notes Traveler」を利用すれば、Lotus Notesのメール/アドレス帳/カレンダーのデータを同期できる。POP/IMAP対応のメールももちろん、iPhone上で設定することで簡単に利用可能だ。

 これまでさまざまな企業のiPhone導入をサポートしてきたが、メールやスケジュールなどの機能についてはiPhoneの標準アプリやサードパーティ製品の対応が進んでいるため、容易に導入できるケースがほとんどだ。

iPhone OS 3.0以降、セキュリティや運用管理機能が整う

 導入のハードルが上がるのが「社内システムとの連携」を目指すケースだ。AIGエジソン生命保険のように、iPhoneからSalesforce CRMを利用するという、iPhoneに対応した新規システムを導入する事例も存在するが、多くの企業では既存の社内システムをiPhoneに対応させたいというニーズが主流となっている。

 企業がiPhoneから利用したいと考える社内システムは、業種や業態によってさまざまだが、共通しているのは、外出が多い営業部門やマネジメント層が利用したいシステム(例えばワークフロー承認など)に集約される点だ。ただ、社内システムとiPhoneを連携させることで生産性や利便性は飛躍的に向上する一方、セキュリティや端末の運用管理に気を配る必要が出てくる。

 企業におけるスマートフォンの導入時には、その高機能さゆえに従来の携帯電話とは異なった、PCと同等のセキュリティや独自の運用管理が求められる。iPhoneについても、OS 3.0のリリース前にはセキュリティ面を懸念する声が少なくなかったが、OS 3.0以降はデータの暗号化(端末本体のデータ暗号化、バックアップデータの暗号化)やリモートワイプ(iPhone端末内のデータを遠隔から消去する機能)を始めとする、セキュリティ機能が大幅に強化され、セキュアな環境下でiPhoneを利用できるようになった。

 運用面では、Appleが提供する「iPhone 構成ユーティリティ」により、複数台のiPhoneの構成プロファイル(デバイスのセキュリティポリシーや各種設定が記述されたファイル)を一元的に管理できる。iPhone 構成ユーティリティでは、パスコードセキュリティの設定からアプリケーションの機能制限まで、さまざまな設定が可能だ。

 iPhoneは今や、法人利用に耐えうるセキュリティ機能を備え、企業のセキュリティポリシーに応じた柔軟な運用管理に対応する端末へと進化したわけだ。

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(12月末)
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(イー・アクセス含む)
ウィルコムPHS 435万9200
携帯・PHS累計 1億3041万0300
(イー・アクセス含む)
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Web閲覧端末数
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