「Androidはオープン、iPhoneよりサポートしやすい」とモバイルアプリ企業(1/2 ページ)

» 2010年05月10日 07時00分 公開
[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 世界中の400社を超える企業にモバイル通信関連費用の管理ソフトを提供している米Tangoeは、4月27日に自社のモバイル機器管理ソフトをGoogleのAndroidを搭載したスマートフォンに対応させたと発表した。

 同社の端末用クライアントソフト「MDM Version 5.0」は、Android 2.0以降を搭載したデバイスで使えるようになった。Motorola DROID、GoogleのNexus One、Verizon Wirelesが29日に発売したHTCのDROID IncredibleなどのハイエンドAndroidスマートフォンで利用できる。

 Android用のMDMクライアントは「端末とインストールされたソフトに関する情報を収集し」、SMS(ショートメッセージサービス)とデータの利用状況を「MDM V5.0サーバに送信し、サーバはこれらデータをリアルタイムで監視し、特定のユーザーに設定されたプランに基づいて管理する」。IT管理者が、社員のスマートフォン利用に伴う費用をより効率的に扱えるように支援するというのが、この製品の主眼だ。

 しかし、これは大きな話の中の小さなテーマにすぎない。TangoeはResearch In Motion(RIM)のBlackBerry、Windows Mobileデバイスのサポートに続いて、AppleのiPhoneよりも先に、Androidに対応した。

 ほとんどの企業はiPhoneをサポートしている。同製品は5000万台以上売れており、リモートからのデータ消去、複雑なパスワード保護などのセキュリティ機能や、企業が必要とする管理機能を備えている。実際、TangoeのライバルであるBoxToneなどは2009年10月にiPhoneをサポートし、その1カ月後にAndroidに対応した。

 Tangoeのモバイル機器管理担当上級副社長ジュリー・パレン氏は、Androidはオープンなアーキテクチャなので、iPhoneよりもサポートしやすいと4月26日にRIMのWireless Enterprise SymposiumでeWEEKに語った。

 「iPhoneはアーキテクチャがクローズドなので企業が管理しにくいし、やりたいことはできるのだが、好きなように管理するのは難しい。だからAndroidをサポートするプロセスの方がずっと早い」とパレン氏は言う。「iPhoneには制限があるため、クライアントを作ることはできるが、端末の効率的な管理に必要な情報を送信できない」

 同氏はまた、TangoeがBlackBerry、Android、Windows Mobileプラットフォームで提供しているのと同じレベルの細かな管理機能をiPhoneでは実現できないと嘆いている。

 それでも同社は6月にiPhone向けのMDMクライアントをリリースする計画だ。App Storeの審査が遅れることがなければ、だが。

       1|2 次のページへ

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー