ARでブランドの歴史をより深く紹介――。老舗レザーブランドのロエベが、伊勢丹新宿店で開催するイベント「ロエベ マスター・オブ・レザー」(9月21日から9月27日まで)にAR技術を採用した。
Android端末に「ロエベARアプリ」をダウンロードし、ステージやショーウィンドウの指定画像に端末のカメラをかざすと、商品の詳細情報や歴史などの映像コンテンツが端末に配信される。
イベントを支援するのは大日本印刷(DNP)と子会社のDNPデジタルコム。両社は米QUALCOMMのAR技術「Qualcomm Augmented Reality SDK」(QCAR SDK)のAndroid OS版でコンテンツを製作したという。QCAR SDKは、マーカーレス・トラッキングに対応するのが特徴で、写真やイラストなどの絵柄を識別用に利用できる。
DNPは2007年から、AR技術を活用したPC/スマートデバイス向け3DCGコンテンツや動画コンテンツの企画・制作・運営サービスを提供しており、2014年度までにAR事業で1億円の売上を目指す。
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