Androidを狙うマルウェア、9月は新種2件と亜種34件を確認――マカフィー調べ

» 2011年10月11日 21時17分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは10月11日、2011年9月のサイバー脅威の状況を発表した。新たに報告されたPUP、亜種を含むモバイルマルウェアは50件だった。

 新たなモバイルマルウェアのうち、Android OSを対象としたものは39件。内訳は新種のマルウェアが2件、亜種が34件、新種のPUPが3件となっている。月間検出件数は前月の38件から微増し、Android端末を攻撃対象とするマルウェアが増加し続けていることが分かった。

 今月新たに確認された「Android/DroidDeluxe.A」は、Android OSの脆弱性をついてroot権限を奪うマルウェア。アクセス権を変更することで、電話帳やアカウント情報が格納されているデータベースを外部アプリから読み書き可能な状態にする。「Android/SMSBite.A」は端末の再起動後、特定の電話番号や電話帳内の電話番号宛てにSMSを送信する。

 今後も無害なアプリを装ったマルウェアが登場すると予想されることから、マカフィーではアプリをダウンロードする際には、アプリに許可するアクセス権限を確認するよう注意を呼びかけている。

 9月にはほかにも、Symbian OS 9以降を対象とする新種のマルウェアが2件、亜種が7件、Windows Mobileを対象とする新種のPUPが2件検出された。

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