クーポンや記事のクリッピングに便利なAndroidアプリ「画面メモ」を使う

» 2012年04月02日 17時22分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 ケータイではごく普通に使えていた機能が、スマホでは使えないことがある。筆者がAndroid端末を使い始めた頃にもっとも不便に感じたのは、画面メモ機能がないことだった。Webサイトのクーポン画面を保存するときや、目的地周辺の詳細地図をあとから見たいときなどに、よく使っていた。一部の機種は「画面キャプチャ」機能を搭載しているので、表示中の画面を画像として保存しておけるが、キャプチャ機能がない端末も多い。そんな状況に困っているユーザーに、ぜひ使ってみてほしいのが「画面メモ」というアプリである。

 このアプリは難しい操作が必要なく、アプリをインストールするだけですぐに使えるようになる。保存したいWebページをWebブラウザで開き、「メニュー」→「その他」→「ページを共有」→「画面メモに保存」の順に進めるだけで、画面が保存できる。ちなみに、標準ブラウザ以外のブラウザアプリでも使えるのがうれしい。


photo WebブラウザでWebページを開いてメニューキーを押し、「その他」をタップする(写真=左)。次に「ページを共有」をタップ(写真=右)
photo 「画面メモに保存」をタップすると、次のステップに進む
photo 画面メモ

 ケータイの画面メモ機能と少し違うのが、保存する形式を「画像形式」と「HTML形式」の2種類から選べる点だ。単に画面の内容をクリップしたいだけなら画像形式で問題ないが、画面に含まれるWebのリンクなどをそのまま使いたいなら、HTML形式で保存したほうがいい。


photo 保存形式は画像とHTMLの2種類。すばやく保存したいなら画像形式がオススメ
photo 画像形式で保存したメモは、画面の拡大・縮小のみ行える。拡大すると、画像の粗さがすこし目立つ(写真=左)。HTML形式では、表示されているリンク先へ飛ぶこともできる(写真=右)

 ちなみに、保存したメモは「画面メモ」アプリ内のみに残る。保存件数はこれまで30件だったが、最近のアップデートで256件へと大幅に増え、使い勝手はかなりよくなった。保存したメモはロングタップすれば削除できるので、不要になったメモはこまめに整理するといいだろう。


photo 保存したメモの一覧。メニューキーを押し、「表示切り替え」をタップすると、左右にフリックして画面を切り替える仕様になる

 クーポンや地図、電車の時刻表などを保存するのに最適なアプリだが、筆者が一番よく利用するのは、ニュースサイトの記事の保存だ。一度保存しておけば、電波状況を気にすることなく地下鉄などでも記事が読める。時間があるときに気になる記事をクリップしておき、あとからまとめて読むといったことを、よくしている。

 個人的には、保存したデータをメールで送信できたり、画像編集アプリなどで書き込みができたりすれば、さらに使いやすくなると感じた。とはいえ、操作のシンプルさが魅力の1つでもあり、画面メモ機能を求めているユーザーにはありがたいアプリといえるだろう。


photo 画面メモ

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