米Intelは4月10日(現地時間)、生徒が教室で利用することを前提とした教育用タブレット「Intel studybook」を発表した。同社が教育機関向けに展開するハードウェアとソフトウェアの統合サービス「Intel Learning Series」の製品という位置付けだ。
AtomプロセッサZ650を搭載し、メモリは1Gバイト、ストレージは4/8/16/32GバイトのSSD。ディスプレイはマルチタッチ対応の7インチ(解像度:1024×600)。カメラはオプションで、200万画素と30万画素の2台を搭載可能。OSはWindows 7とAndroid 3(コードネーム:Honeycomb)から選択できる。ネットワークはWi-Fiと、Androidの場合は3Gもサポートする。Bluetoothもオプションでサポートする。
サイズは207×135×16.5ミリで重さは525グラム。防塵防滴規格(IP41)に準拠し、高さ70センチからの落下テストをクリアしている。
Intelと米Googleは昨年9月にAndroidでのAtomサポートを発表しており、studybookはIntelからの初のAndroid対応タブレットになる。
Intelは同日、教師向けのUltrabookおよびノートPC「Intel Learning Series Teacher PC」も発表した。
いずれもプロセッサはCore i3、Core i5、Core i7から選択でき、OSはWindows 7を搭載する。
Intel Learning Seriesは教育機関向けのサービスであり、タブレットもPCも単体での発売は予定されていない。
同社は2006年から教育機関向けノートPCのプロジェクトに取り組んでおり、2007年から販売している開発途上国向けPC「Classmate PC」は、現在世界で700万台以上が利用されているという。
変更履歴:当初、本文でClassmate PCの台数を7万台としていましたが、700万台の間違えです。お詫びして修正いたします。[2012/4/11 13:30]
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